G1予想[311]第100 回 凱旋門賞 (2021年10月3日) |
2021年 10月 01日(金曜日) 15:59 |
ハリケーンレーンから総流し以下、いつもと違って、いわゆるまともな予想をしてみる。えてしてまともな予想はつまらない。そのつまらない予想をしてみる。 ここのところ、凱旋門賞は馬場が悪い状況が続いている。今回も、また、週末のパリは雨予想で、日曜の午後まで降るという。ディープボンドが逃げ切った前哨戦のフォア賞はやや重だったが、今回は重、不良になるのは確実。 となると、はなから重いフランスの馬場だから、これまでのレース結果はほとんどあてにならない。昨年は、エネイブルの3連覇は間違いなしとされたが、ホームストレートでまったく動かずに6着に敗退してしまった。 勝ったのは、5番人気のソットサスだった。
昨年のエネイブルは、始動戦となったエクリプスSでガイヤースの逃げ切りを許して2着。しかし、続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは4頭立てだったとはいえ後続に5馬身半差をつけて圧勝。凱旋門賞前の脚ならしとなったセプテンバーSでは、61㎏の斤量を背負いながら先手を奪うとそのまま後続を突き放し7馬身差で圧勝した。ところがなぜか、凱旋門賞では末脚をなくしてしまったのである。 つまり、どんなに着差をつけて優勝しても、凱旋門賞だけはまったく別と思ったほうがいい。スノーフォールは、英オークスを16馬身差、愛オークスを8馬身半差で勝ち、先日ヴェルメイユ賞は脚ならしで2着。このメンバーでは上位の1頭だが、あてにならない。 同じく、英ダービー馬アダイヤーも、実績No1のタルナワもあてにならない。タルナワは軽い馬場のBCターフも勝ち、重馬場の欧州G1でも圧勝しているが、前走の愛チャンピオンSで、今年の仏2冠馬セントマークスバシリカに敗れた。ここを勝てば、ダントツの本命だったが、評価を落とす。 というわけで、狙うのはハリケーンレーン。ゴドルフィンの馬だが、主戦騎手のビュイックはこのハリケーンレーンではなく、もう1頭のゴドルフィン馬、英ダービー馬のアダイヤーを選んだので、この選択ミスにつけ込む。 ハリケーンレーンの父はフランケル。種牡馬としても万能だ。ゴドルフィンの1番馬として、3戦全勝で挑んだ英ダービーはアダイヤーから7馬身3/4差の3着。これが唯一の敗戦だが、レース後に落鉄が判明している。 以後、愛ダービー、パリ大賞、英セントレジャーと3連勝してきた。アダイヤーが2番人気なら、こちらのほうを選ぶべきだ。ソフトな馬場も経験し、なおかつ勝ってきている。
https://world.jra-van.jp/db/horse/H1011629/
以下、デーリーテレグラフの凱旋門賞特集記事に掲載された上位馬のオッズ。 Tarnawa – 5/2 Adayar – 5/2 Snowfall – 5/1 Hurricane Lane – 6/1 Chrono Genesis – 10/1 Teona – 16/1 Deep Bond – 20/1 Love – 20/1 ■主催者「フランス・ギャロ」の出馬表は↓ https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2021/P/QTk2a3hKNXNVTjFMbVJCWkplSnU4dz09 日本馬2頭、クロノジェネシス、ディープボンドも人気だが、今年のメンバーは例年以上に強力。馬場も向かない。こういうときのほうが来るかもしれないが、ここではやはり抑えまで。 馬券はハリケーンレーンが中心。 結論:ハリケーンレーンから馬連総流し。 |