G1予想[354]第149回ケンタッキーダービー&第28回 NHKマイルC(2023年5月7日) |
2023年 5月 03日(水曜日) 20:22 |
外掛けが決まるか?デルマソトガケ(ケンタッキーダービー)
今週は日曜(5月7日)の朝(日本時間)に、日本馬2頭、コンティノアール、デルマソトガケが出走するケンタッキーダービーがある。この日の午後に行われるNHKマイルカップより、こちらのほうが競馬として断然面白い。 今日(5月2日)の日刊スポーツ配信記事は『デルマソトガケ4番人気タイ 未勝利の17番枠克服できるか』というタイトルで、次のように伝えている。
《ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、6日=チャーチルダウンズ)の枠順が米国時間の1日、確定した。 確定とともに主催者の単勝想定オッズ(モーニングライン)も発表されている。デルマソトガケ(牡、音無)は11倍の想定オッズで、1番人気フォルテの4倍、2番人気タピットトライスの6倍、3番人気エンジェルオブエンパイアの9倍に続き、プラクティカルムーブと並んで4番人気タイの高評価となっている。
フルゲート20頭の激戦。日本調教馬初制覇を狙うデルマソトガケは17番枠に入り、枠順も大きな壁となって立ちはだかりそうだ。主催者が発表したデータでは、スターティングゲートの使用が始まった1930年以降、17番枠は唯一未勝利。88年のフォーティーナイナー以来、連対実績もない。》
◆第149回ケンタッキーダービー・G1(5月7日、米チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル) (1)ヒットショー Mフランコ (2)ヴァリファイング Tガファリオン (3)トゥーフィルズ Jラブベリー (4)コンフィデンスゲーム Jグラハム (5)タピットトライス Lサエス (6)キングズバーンズ Jオルティス (7)リインカーネイト Jヴェラスケス (8)メイジ Jカステリャーノ (9)スキナー Jヘルナンデス (10)プラクティカルムーブ Rヴァスケス (11)ディスアーム Jロザリオ (12)ジェイシズロード Fジェルー (13)サンサンダー BヘルナンデスJr. (14)エンジェルオブエンパイア Fプラ (15)フォルテ IオルティスJr. (16)レイズケイン Gコラレス (17)デルマソトガケ Cルメール (18)ロケットキャン Jアルバラード (19)ロードマイルズ Pロペス (20)コンティノアール 坂井瑠星 以下補欠。 (21)サイクロンミスチーフ Jロザリオ (22)マンダリンヒーロー 木村和士
というわけで、なにを買うかだが、それ以前に勝つと思うのは、やはりフォルテ。大本命だが、そうなるべき実績がある。通算成績[6-0-0-1]ですでにG14勝。そのなかでも、ブリーダーズカップジュベナイルとフロリダダービ-では2着馬に1馬身以上差をつけての完勝だ。 しかし、買わない。
買うのはなんと日本のデルマソトガケ。今回初めて、オーナーの浅沼広幸が皮膚科医で、デルマという冠名が、「デルマトロジスト(皮膚科医)に由来していることを知った。 これは、ケンタッキーダービーのツイッター公式アカウントで、次のように書かれている(JRA=VANの記事より) 「デルマソトガケのデルマというのはオーナーの職業であるデルマトロジスト(皮膚科医)に由来していて、ソトガケは相撲の決まり手です」 やはり、日本人、ケンタッキーダービーを日本馬が勝つのを見たい。そんなことあり得ないと思ってきただけに、突破して欲しい。それも決まり手は「外掛け」で。 坂井瑠星コンティノアール(矢作厩舎)も頑張って欲しい。
結論:デルマソトガケの単・複。馬番17から馬連総流し。
団野大成セッションが差し切る(NHKマイルカップ)
混戦模様である。前哨戦で、朝日杯覇者の2歳王者ドルチェモアが負けたことで中心馬がいなくなった。デイリースポーツ配信記事『2歳王者ドルチェモアが中心も混戦ムード』(2023年04月30日).は、次のようにまとめている。
《中心を担うのは、世代のマイル界制圧を目指す2歳王者ドルチェモア。今季初戦のニュージーランドTは主導権を握るも、直線で伸びを欠き7着惨敗。ゲート入りを嫌がるなど、レースに気持ちが向いていない感じだった。ただ、一度使われたことで体調は上向き。須貝師は「調教を見ても、朝日杯の時の走りになっている」と上昇ぶりを強調する。三浦との新コンビで反撃を期す。
ニュージーランドT覇者エエヤンもV候補だ。デビューからの2戦は中距離戦を使われていたが、マイル路線にかじを切ると破竹の3連勝。勢いなら間違いなくナンバー1だろう。同じシルバーステート産駒のカルロヴェローチェもV圏内にいる。ファルコンSは直線で窮屈になる場面がありながらも鼻差の2着。素質は高く、レーンとの初タッグで躍進といく。
アーリントンCを鮮やかに差し切り、重賞V2としたオオバンブルマイ。吉村師は「あの馬場にも対応して、千六も走れた。東京も経験がありますから」と色気ありの様子。歴代最多のレース3勝を誇る名手・武豊とのコンビなら不安はない。
以上、下馬評としては何頭も挙げすぎなので、挙げていない馬を買うことにした。団野大成セッションだ。上記記事に名前が出てこない以外、とくに買う理由はない。強いて言えば、NHKラジオのジャズ番組が「セッション」ということぐらいか。もう一つ、団野大成の腕だ。団野はうまい。一発がある。
結論:セッションから馬連、枠連、総流し。 |