13/11/07●アマゾンの書店向け「Kindle」販売代理店プログラムに書店が猛反発 |
アマゾンは、11月6日、書店向け(独立系書店中心)に「Kindle」を販売することで、販売マージンとコンテンツ売上の10%を得ることができるという提携プログラム 「Amazon Source 」を発表した。このプログラムに参加すると、書店は、「Kindle」を売ることことで収益を得られるうえ、顧客が「kindle」で電子書籍を買うと、2年間にわたり価格の10%を受け取ることができる。すでに「Kobo」が同様のプログラムを提供しているが、10%はそれより有利な条件である。 しかし、米書店団体ABA(American Booksellers Association)は、これに対して猛反発。 「Amazon Sourceは、シェア拡大にしか興味がないアマゾンによる“トロイの木馬”である」というコメントを出し、参加しないと表明した。アマゾンは、紙で収益を得ている書店にとっては、やはり「敵」でしかない。日本でも、書店で電子書籍を売る試みが行なわれているが、書店の収益にまったく寄与していない。 |