13/12/31●NHKニュースが「出版物売り上げ減 約30年前の水準に」報道 |
12月30日のNHKニュースが、出版科学研究所の推計に基づき、2013年度の国内の出版物の売り上げは、去年よりおよそ550億円減り、29年ぶりに1兆7000億円を下回り、ピーク時の5分の3程度にまで縮小する見通しとなることを伝えた。 2013年、国内で出版された書籍と雑誌の売り上げは推定で、合わせて1兆6850億円程度。このうち、雑誌の売り上げ減は深刻で、昨年より430億円減って8950億円前後になるとみられており、これは30年前(1984年)と同じ水準。 出版科学研究所では「書籍は売れる本と売れない本の二極化が深刻だ。雑誌はネットの普及や少子化により、購入する若い世代が減っている。一方で、30代以上では女性誌などが好調で、当面は雑誌に親しんだ世代の動向が売り上げを左右する」と分析している。
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