G1予想[120]番外:2014年3月の重賞予想&回顧 |
以下は、「KinKinテレビ」の「スマート競馬」に送った重賞予想とその回顧。ここにぜんぶ、収録しておきます。
■中山記念(2014年3月2日)予想 天皇賞・秋を4馬身差の圧勝以来のジャスタウェイ、皐月賞馬ロゴタイプ、桜花賞馬アユサン、夏に重賞3連勝したトウケイヘイロー、金鯱賞を快勝したカレンミロティック、前走重賞勝ちのアルキメデス、ダイワファルコン、ヴェルデグリーン、昨年の覇者ナカヤマナイト、G1マイルCS2着のダイワマッジョーレ、オープン特別2連勝中のエアソミュールなど、例年になく豪華なメンバーがそろいました。 こうなると、わくわくして予想にも熱が入るというところですが……。 しかし、私がそんなことをしていたのは、はるか昔のこと。いまは500万下だろうと重賞だろうとどうでもよくなっています。本当に競馬が好きなら、こういった境地になることが大事です。重賞勝ち馬だろうと、500万下を走っている馬だろうと、みんなあなたの予想を裏切るために生まれてきたのですから、差別しないで心から愛してあげなければいけないのです。 なぜなら、わくわくして予想しても、結局、あなたの本命馬はジャスタウェイになるに決まっているからです。そうでしょう。天皇賞のあの勝ち方を見れば、この馬が抜けていると、誰もが思うはずだからです。 というわけで、買うのはジャスタウェイとはなんの関係もないアルキメデス。アルキメデスといえば、アルキメデスの法則。これは、なぜ重たい船が水に「浮く」のか?を解明したもの。物体が水に入ると、入った物体の体積の分だけ水が押し出される。だから「浮く」というわけです。 馬券が負け続けて永遠に「浮かない」。そういう人は、アルキメデスにあやかって、今回「浮かせる」ことを考えましょう。ぜひ、アルキメデスを買ってください。 よって、ここはアルキメデスから馬連総流し。これで、「浮上」間違いなしです。 ■阪急杯(2014年3月2日)予想 こちらも、けっこうなメンバーがそろっていますが、戦績からダノンシャークが一番人気になるでしょう。といっても、そんなことはどうでもいいわけで、ここでのキーポイントは、阪急杯が阪急電鉄の冠レースということです。JRAの重賞には鉄道会社の冠レースが多く、この阪急杯もその一つ。そこで、こうした鉄道会社の冠レースに多く出走している馬が中心になります。今回は、前4走で、鉄道会社の冠レースに2回以上出走している馬は1頭しかいません。京阪杯と阪神カップの両方に出たエピセアロームだけです。 よって、この馬から馬連総流しです。 中山記念&阪急杯回顧 今週もまたなんも反省していません。 なんてったって、中山記念はジャスタウェイが勝ったのですから、結局、考える必要はなかったいうことです。この馬は、あの天皇賞からガラリ一変、最強馬になってしまったというわけです。 で、2着はアルキメデス。いちおう馬連的中です。1点勝負なら、ジャスタウェイと思っていましたが、もしそんなことをして大「浮上」してしまったら、今後が思いやられます。 阪急杯は、コパノリチャードでした。枠順がすべてですね。しかし、またコパノリチャードが1枠になることがあっても買ってはいけません。競馬は学習効果がもっとも薄い競技です。馬がなにを考えているのか、誰にもわからないのです。
■弥生賞(2014年3月9日)予想 私はドバイに行ったことがありません。一度は行きたなと思っているのですが、泊るなら、なんといってもワンアンドオンリーの「The Palm」か「Royal Mirage」のどちらか。しかし、料金は1泊最低でも500ドル。なら、ここで、ワンアンドオンリーで勝負かと思ったわけですが、1番人気では、当てても沖縄がせいいっぱいでしょう。 というわけで、今回はカラー馬券にします。 先日のアカデミー賞を見ましたか? あんな黒人ばかりのアカデミー賞はいままでありませんでしたね。作品賞は『12 Years a Slave』が獲ったわけですが、これは黒人奴隷の物語。監督はグレナダの黒人でロンドン生まれのスティーヴ・マックイーン。主演はナイジェリア出身の英国黒人キウェテル・イジョフォー。助演女優賞にメキシコ国籍ケニア人のルピタ・ニョンゴが輝いたわけです。 こうなると、買うのはブラックヘブンしかないわけです。前走は浦和のニュイヤーカップで4着負け。騎手は有年淳で、来るわけないのですが、「ブラックヘブン=黒人天国」だけに、買うしかありません。馬連総流しです。 弥生賞回顧 ブラックヘブンが来たら、競馬はおしまいです。 来なくてよかった。というか、勝負になりませんでしたね。すみやかに浦和に戻り、休養してほしいものです。 さて、どう見てもワンアンドオンリーが強い。勝ったトゥザワールドより上でしょう。ということは、皐月賞は決まったようなもんです。ワンアンドオンリーとイスラボニータの1点、リゾート馬券です。カリブ海馬券と言ってもいいです。 なんといっても、カリブ海のリゾート、バハマのナッソーには、「One&Onlyオーシャンクラブ」があります。そして、バハマはカリブ海の島のなかでも、美しい島、まさにイスラボニータだからです。 というわけで、皐月賞はワンアンドオンリーとイスラボニータの1点を死ぬほど勝負して、バハマに行きましょう。いまから待ちどおしい「カリブの休日」。早く皐月賞、やってほしいぞ!
■フィリーズレビュー&中山牝馬S(2014年3月16日)予想 どこに行ってしまったんだ、マレーシア航空MH370便? 南シナ海は魔の海なのか? テロでなく空中分解のような大事故とすると、「ボーイング777」はかなりヤバい。全日空もJALもユナイテッドもみんなこの機体を使っている。しかも、私はスターアライアンスの会員なので、これまでにこの機体に何度も乗っている。今後も乗る。どうしたらいいんだ? ボーイングといえば、最新ジャンボ「787」は、就航以来しょっちゅうトラブルを起こしている。つい先日もJAL機が故障を起こした。だから、関係者は「787だけは乗ってはいけない」と言う。 ところが今夜、娘はドイツに出かけるため、全日空のフランクフルト行きで、この「787」に乗る。羽田発、午前1時10分。もうじき、出かける。いま出かける用意をしている。心配でたまらない。 というわけで競馬予想どころではない。 それでも予想してしまうのが、競馬ファンの哀しいところで、買うとしたら当然だが、フィリーズレビュー&中山牝馬Sの両レースとも、「ボーイング777」から7枠総流しにするしかない。そして厚目は「MH370便」だから、当然3-7となる。 しかし、こんな馬券を買っていいんだろうか? これで当たったらどうするんだ? みなさんはどうお考えですか? ともかく、娘は無事にドイツに着いてほしい。そうしたら、日曜は、この馬券で勝負する。 それにしてもSTAP細胞は崩壊した。どうしたんだ小保方さん、世の中、左村河内氏ばかりなのか? フィリーズレビュー&中山牝馬S回顧 なんと中山牝馬Sは、7枠がきて的中です。しかも、厚目の3-7。こんなの当ててしまっていいのでしょうか? なにしろ、マレーシア航空「MH370便」は、まだ見つかっていないのです。ホント、どうなってしまったのでしょうか? さて、このような買い方は、大いにひんしゅくを買っています。しかし、誰もがやっている馬券購入のやり方と、やり方においてはまったく同じです。つまり、予想→検討→決定→馬券購入という流れは同じだからです。 では、なにが違うのでしょうか? それは、予想→検討→決定という流れにおいて、使う材料がまったく違うということです。みなさんがやっているのは、競馬予想ですが、ぼくがやっているのは未来予想だということ。このことの意味をよくよく考えて、今週もまた外してください。ではでは。 そうだ、忘れていました。娘は無事にドイツに着きました。いま、ライプチヒにいます。やはり、ボーング787はものすごく揺れたそうです。「もう乗りたくない」と言っていました。
■阪神大賞典&スプリングS(2014年3月23日)予想 阪神大賞典 ここはゴールドシップに勝ってくださいというレースですね。2着は、4歳馬のバンデ、サトノノブレスの2頭という前売り人気ですが、こういうときは、前走有馬記念11着惨敗の古馬アドマイヤラクティが来るというのが、なんていうか、ボクが理解している競馬というものです。 よって、今回は久しぶりに競馬予想をして、馬単1-8(ゴールドシップ、アドマイヤラクティ)の1点勝負をしてみます。これまでの経緯から、「いいのか、そんなんで!」という声が聞こえてきますが、まあ、こういうこともやります。 スプリングS さて、こちらは皐月賞トライアル。JRAのHPの確定枠順を見たところ、人気は、アジアエクスプレス、ベルキャニオン、ロサギガンティア、クラリティシチーの順。これまでの成績から、この順番になるのは至極当たり前で、面白くもなんともありませんね。ただ、「これまでの成績から」だけ考えると、前走京王杯2着のクインズハリジャンが11番人気、単勝100倍以上というのはなんか解せません。休養開けが嫌われたからでしょう。 そこで、ここもまた哀しいかな、競馬予想をしてしまい、競馬好きのおっさんがよくやる「単なる大穴狙い」をやらかして、クインズハリジャンの単勝を買うことにします。「いいのか、そんなんで!」と言われても、来たら笑えます。 ところで、クインズハリジャンの生産牧場兼馬主の「株式会社クィーンズ・ランチ」(北海道日高町)では、昨年夏に、騎乗員(フルタイム 正社員)の求人を出していました。ネットで見ると、仕事内容は・騎乗、・馬の出し入れ、馬引き、・馬の手入れ(ブラッシング等)、・給餌、寝草の交換、・朝飼、夜飼等・厩舎内外の清掃、・その他付帯する業務で、基本給170,000円~290,000円、燃料手当 10,000円~10,000円、合計180,000円~300,000円となっています。 この辺の額が牧場で働く場合の相場なんでしょうか? 誰か詳しい方、教えてくれませんか?
松井政就くんの予想も収録 阪神大賞典は、これを当てても外れても、虚しさしか残らない気がしていますので予想はスプリングSです。 みんなアジアエクスプレスが強いとか、皐月に行くのかとかNHKマイルに向かうのかと、夢のあることを話していますが、このレースの過去5年の結果を見てください。 2009年 サンデーレーシング 2010年 社台RH 2011年 サンデーレーシング 2012年 社台RH 2013年 吉田照哉
これはスプリングS1着馬の馬主です。全て社台関係者です。 つまりこのレースは社台のためのレースだとわかります。馬は毎年変わっても馬主の勢力図は変わらないということがここからもわかります。というわけで、今年も社台系のロサギガンティアが来ることでしょう。 馬券は、アジアエクスプレス・ロサギガンティア2頭軸3連複総流しです。
阪神大賞典&スプリングS回顧 さっそくですが、競馬ってバカみたいに簡単ですね。 ガハハ、阪神大賞典、馬単1点で当ててしまいました。こうなると、これからは本当に競馬予想をしようかと思うわけですが、絶対にやりません。やってはいけません。松井ちゃんのように、スプリングSを「社台の法則」で当てるほうが美しいのです。川端さん、予想、利口すぎます。もう少しおばかになったほうがいいと思いますが、どうでしょうか?
松井くんの回顧 松井です。今日の感想です。 ====== くどいようですが、スプリングSは社台のためのレースなのです。何も考えず、社台の馬を買えば当たったはずです。これはもう何年も続けてしつこく言っているのですが、今年も3番人気だったということは、ぼくの予想など誰も読んでいないということでしょう。 でもこれは喜ばしいことなのです。 世の中ではみんな自分の意見を聞いてくれないと嘆いています。女性は、外では友達が自分の話を聞いてくれないと嘆き、家では夫が自分の話を聞いてくれないと嘆いています。でも、自分の話を聞いてくれないということは実は喜ばしいことなのです。なぜなら、好き勝手なことを言っても責任も取らなくてよいからです。 さて来週は、イギリス人リチャード君の出る高松宮記念です。果たしてリチャード君は今どうしているのか。香港に引っ越したまではいいのですが、隣の部屋の中国人の詐欺に遭い、ほうほうのていでイギリスに逃げ帰ったというところまでは聞いています。 というわけで、高松宮記念は、リチャード君の隣の馬に要注意ということを、今のうちから申し上げておきたいと思います。 では。 |