G1予想[126]第149回天皇賞・春(2014年5月4日) |
2014年 5月 01日(木曜日) 00:46 |
G12着馬がG1馬を退ける!キズナは来ない!
じつに簡単な天皇賞です。ここにはG1馬が、キズナをはじめ5頭出ています。つまり、これを全部外せばいいのです。よって、買うのはG1で2着はあるのに、タイトルが取れなかった馬。オーシャンブルー(有馬2着)、サトノノブレス(菊花賞2着)、ウィンバリアシオン(菊花賞2着、有馬2着)、この3頭の単勝でOK。こんな簡単な天皇賞はありません。 ついでに、この3頭の馬連を買っておいてもいいでしょう。これで、なんの迷いもなく、観戦です。観戦後、酒盛り確実です。 さらに詳しい予想内容は、以下の「メルマガ」で。 ─────────────────────────────────── ■奇才3人衆[松井政就、山田順、田畑良彦]による「驚天動地」馬券。 ・「今週の重賞予想と買い目」:毎週土曜日朝10時までに配信 ・「今週の結果報告&回顧」:毎週月曜日朝10時までに配信 ─────────────────────────────────── 《2014年4月の重賞予想》再録
以下、KInKinテレビに送った予想と回顧を再録。
大阪杯&ダービー卿CT(2014年4月6日)予想
まず、大阪杯ですが、メディアの論調は毎度おなじみ「例年にも増して豪華なメンバーが顔をそろえた」です。なにしろ、同世代G1馬が3頭出てくるのです。つまり、エピファネイア V.S. キズナ V.S. メイショウマンボ4歳3強の激突が見ものというわけです。ただ、本当にそうなのかは終わってみなければわかりません。まあ、誰もがこの中から軸馬を選んで買う。そういう、毎回同じことの繰り返しを実行して、「競馬ってすばらしい」なんて言うわけです。 そして、もうちょっとお利口なファンは、以下のようなデータを参考に馬券を買うわけです。では、今回のデータがどうなっているのか、「サンケイスポーツ」のサイトからコピペしておきます。 【産経大阪杯】データ分析 *過去10年が対象 ◆重賞実績重要 連対20頭中15頭が重賞ウイナーで、うち11頭にGIかGII勝ちの実績。重賞未勝利の5頭中4頭にも重賞2着があった。のちにGIで活躍するダークシャドウでも、重賞連対歴がなかった2011年は2着まで。 ◆芝二千でV 連対15頭に1000万下クラス以上の芝2000メートルでV歴。特に重賞未勝利だった5頭は全てこれに該当しており、前述のダークシャドウは同距離3戦全勝だった。 ◆コース実績必要 勝ち馬8頭を含む連対13頭に1000万下クラス以上の阪神芝でVか重賞連対歴。残る7頭中、3頭には阪神芝の重賞で5着以内歴があり、それ以外の4頭は全て関東馬で、うち3頭は阪神未経験だった。 ◆前走は芝重賞で5着以内 連対17頭の前走が芝1800メートル以上の重賞。前走着順は勝ち馬全10頭を含む連対17頭が5着以内だった。 ◆GI組以外は年明け1戦以上 前走がGIなら年明け初戦でも問題ないが、GI組の7頭を除く連対13頭は全て年明けに1戦以上、かつ中3週以上。 ◆7歳以上苦戦 4歳が【5・3・2・17】(連対率29・6%)と活躍。7歳以上は述べ30頭が出走して3着以内に入ったのは2頭で、04年2着マグナーテン、05年1着サンライズペガサスは過去にこのレースで連対していた。 ◆牝馬 連対したのは、牡馬相手のGIで連対実績があったダイワスカーレット(08年1着)のみ。GI馬のカワカミプリンセスやアドマイヤグルーヴでも連に絡めなかった。 ◇結論◇ トップ評価はエピファネイア。昨年の菊花賞馬で、当該コースでGIII勝ちもあり、信頼度は高い。キズナは芝2000メートルで2戦して連対なし、メイショウマンボは牡馬と重賞で対戦するのは初めてという点がそれぞれ割り引きだが、実績は十分。今年も4歳が中心になりそうだ。(データ室)
というわけで、ここでもまた、「4歳3強で買いなさい」と言っています。 しかし、今週はこのような買い方をしてはいけません。今週はなんと言っても、8枠でも馬番8でも、「8」を買うほかないのです。 なぜかって? 消費税増税記念だからです。5%から8%に、ついに上がってしまいました。そこで、これを記念して、8枠総流し。厚目は5-8というのが、今週の結論です。もちろん、馬番8から馬連総流し(厚目5−8)も買います。 当然ですが、ダービー卿CTも、同じ買い方です。いや、今週はどのレースも8枠が恐く、数字「8」の乱発になる可能性が十分です。
大阪杯&ダービー卿CT(2014年4月6日)回顧
なんと、ダービー卿で「8」枠が炸裂。枠連1-8で4770円。まさに、消費税8%の威力は恐ろしいものがあります。というわけで、また今週も的中ですが、ただただ笑うしかありませんね。(大阪杯は8は来ませんでしたが…) こうなってくると、もう競馬新聞、スポーツ新聞、競馬中継などのテレビ・ラジオ、そしてネットの競馬サイトなど、競馬に関するあらゆるメディアが馬券的中にはなんの役にも立たないことがわかってもらえたと思います。
さて最近の私ですが、近所のモスバーガーによく行き、そこでコーヒー1杯で粘って、原稿を書いています。というのは、この前、店員から「お客さん、毎回、コーヒーだけなら、ドリンクチケットを買われたほうが得ですよ」と言われたからです。コーヒー1杯250円ですが、1000円のドリンクチケットを買えば6枚つづりなので、1杯分浮くというのです。もちろん、即ゲット。以来、本当によく行くようになりました。 で思うのですが、本当にこれは得なのか? 前なら、週1回ぐらいしか行かなかったのに、ドリンクチケットがあるせいで2日おきぐらいに行くのです。トータルではソンしているのではないか?原稿なんか、家でも十分書けるだろうに。 というわけで、今回の的中で、ドリンクチケットが10冊は買えます。すると、今後60回もモスバーガーに行くことになります。いいのか、それで!
さて、来週は桜が散った桜花賞です。桜はピンク、つまり、またしても「8」枠ですが、桜が散ったあとなので、絶対に来ません。来たら消費税8%で、日本沈没です。今週は「8」は見送りです。
マイラーズC、フローラS(2014年4月27日)予想
両レースとも枠連1-2、2-2で勝負。フローラSはマジックタイム!
■なぜ、枠連1-2、2-2で勝負するのか?
馬券を買うとなると、なんらかの理由が必要です。理由がないと、当たったときもハズレたときも、あとで説明ができないからです。しかし、人間の行動は、ぜんぶ、あとで説明がつくもの、すべて理由があるものなのでしょうか? たまには説明がつかないこともしないと、煮詰まるし、人間ではなくなってしまう。そう考えたことはありませんか? 馬券も、同じです。予想を、タイム、距離、成績などのファクターでやっていると、それはコンピュータがやっているのと同じで、あなたはどんどん自分をコンピュータ化しているということになります。データに基づいて、合理的に、理知的に推理し、勝ち馬を選定する。これをやればやるほど、じつはあなたは人間ではなくなるのです。 というわけで、コンピュータができない馬券を買うのが、正しい馬券法です。 さて、今週はオバマ大統領が国賓として来日しました。オバマ大統領と言えば、初の黒人大統領。そして、乗ってきたのは、大統領専用機のエアーホースワン。さらに最初に訪れたのが「すきやばし次郎」。となると、黒人=2枠、エアーホースワン=1枠、次郎=2枠ですから、今週は、これを買うほかにないという結論になります。これを「時事問題馬券法」と言います。今週の時事問題を解いて、馬券を買うのです したがって、枠連1-2、2-2で勝負です。こんな予想は、コンピュータでは絶対できません。コンピュータは時事問題を解けないのです。 で、とりあえず、この1-2、2-2を、マイラーズC、フローラSの両方で買います。 続いて、個別のレースでは、別の角度から馬券を買います。
■マイラーズカップはサンカルロから馬連総流しを!
前回2桁着順馬を買うという方法があります。これを「2桁着順馬馬券法」と言います。なかなか味わい深い馬券法です。私の場合、たまに、前回2桁着順馬から総流しなんてこともやります。前回1着馬、2着馬というのは、誰でも買えます。そして、たいていの場合、あまり来ません。もちろん、2桁着順馬は、もっと来ません。だから、この「2桁着順馬馬券法」が生きるのです。 そこで、このレースはどうかというと、前回2桁着順馬が多く、そのうち最低着順馬は15着コアレスドラード、続いて14着レッドアリオン、13着サンカルロとラインブラッドの2頭、12着はいなくて、11着馬が2頭と、見事に悪い順に並んでいます。こういうことは滅多にないので、このなかから1頭を軸に選ぶことになります。そうして、馬連で総流しをかけます。 では、どの馬を選ぶべきでしょうか? その前に、あなたが一般競馬ファンなら、ここまで読んで「真面目にやっているのか?」と怒り出すかもしれないので、そのことに答えておきましょう。 2桁着順馬を買うのは、あなたが思うように、来るわけがないからです。来ると思う馬を買うのは、誰にでもできます。しかし、来るわけがないと思う馬を買うのは、誰にでもできることではありません。まして、来るわけがないと思う馬にお金を賭ける人間はいません。しかし、来るわけがない馬が来るのが競馬です。 とすると、どちらにお金を賭けるのが、正しいでしょうか? そう、来るわけがない馬のほうです。じつは、これが馬券の本当の買い方なのです。来ると思う馬を買うのは、前述したように、コンピュータになる道です。ぜひ人間として、馬券を買ってください。 というわけで、話を戻します。 「前回2桁着順馬馬券法」と並んで「数字符号馬券法」とうのがあります。 これは、数字の符号を見つけ、それに賭けるというやり方です。これでいくと、たとえばサンカルロが3番に入ったら買う、オースミナインが9番に入ったら買うということになります。と、思っていたら、なんと、今回、サンカルロが本当に3番に入ってしまいました。こうなると、サンカルロから馬連総流しをするしかありません。 先の「前回2桁着順馬馬券法」でもサンカルロは候補馬です。しかも13着ですから、ここにも3の符号があります。そして、「時事問題馬券法」では、今週は日米首脳会談以外では、さらに、韓国船沈没事故が大問題です。では、あの船を操舵していたのは誰でしょうか? 答えは、「3等航海士」です。 もうここまで3が続けば、サンカルロは鉄板です。よって、サンカルロから馬連、総流しです。
■フローラSはマジックタイムで勝負!
このレースも、「時事問題馬券法」を使います まず、ここは牝馬のレースです。しかも3歳牝馬という、まだ「未熟な」乙女たちのレースです。そこで、今週の注目乙女といえば、やはり「未熟な」小保方晴子さんです。小保方騒動は、今週も継続中です。そこでここは、STAP細胞は「マジック」だったということで、マジックタイムを買うことになります。STAP細胞は、小保方さんのマジックだった! というわけです。 繰り返しになりますが、馬券というのは、データを見て、この馬は強いと思うから買うのでありません。それをやると、外れた場合、自分の推理が間違っていたことで、自分を責めることになります。しかし、このような馬券法で買うと、当たれば大笑い、外れても笑ってすませられます。 さて、私の見立てでは、小保方さんは料理研究家のほうが向いていますね。なぜなら、彼女は、研究室で、実験ではなく、料理をしていたからです。なにしろ、割烹着を着ています。しかも、「コツがいります」「レシピが必要です」と言うからです。コツもレシピにも、科学者には不必要で、必要なのは料理人です。 よって、マジックタイムの単、複をほぼ鉄板です。そして、マジックタイムから馬連総流しで勝負です。
マイラーズC、フローラS(2014年4月27日)回顧
ハズレ:枠1-2、2-2も、サンカルロ、マジックタイムも来なかった
オバマ大統領来日で、黒人大統領=2枠、エアーホースワン=1枠、すきやばし次郎=2枠とした「時事問題馬券」は、かすっただけでした。マイラーズCが2-3、フローラSが1-3ですから、時事問題馬券は3枠が正解でした。 日米首脳会談は、会見で共同声明を出せず、安倍首相の「バラク」呼びかけ無視の完全な失敗ですから、まあ、こうなるのも当然でしょう。それにしても、あれを「大成果」としたメディアは、どこを見ているのか? この先の日本はマズイ、本当にマズイです。 マイラーズCは「数字符号馬券」。前回13着サンカルロがドンピシャで3番に入ったので仕掛けてみましたが、あまりに符号しすぎて、惨敗。隣のワールドエースでした。 それにしても、ワールドエースは強かった。 松井馬券、「1番人気、外国人騎手が来る」でやれば、1点で取れる馬券だったわけです。 一方のフローラS。マジックタイムは、なんと後藤騎手が落馬負傷で乗り替わり、痛恨の惜敗。もはや小保方マジックは終わった、と見ていいでしょう。さよなら小保方さん! 今週から、もうSTAP細胞の話題や止めです。マスコミもいい加減あきて、そろそろ覚めるでしょう。 それにしても、ハナズゴールは鼻差ゴールではなく、怒濤の追い込みで、2馬身も突抜けました。これには、本当に驚いた! エピファネイアは不利もなく、最高の乗り方で4着。これはこんなもん。ということで、今週は終幕です。 競馬は当たらないと思う馬券を買う。そして、これを続けること。これが、唯一、正しいやり方です。 そんなわけで、今週は天皇賞。キズナが勝つかどうか? が注目でしょうが、おそらく、いや当然、1ミリも買いません。その理由は、次回の予想メールで。
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