14/05/30●オンラインでは雑誌は売れないを証明する「デジタル雑誌」の悲惨な部数 |
日本ABC協会の「2013年下半期雑誌販売部数レポート」で、デジタル版47誌の部数が公開されている。それによると、 1位は『日経ビジネス』で2万3523部だが、2位以下はがくんと落ちて次のようになっている。 2位『Mac Fan』6750部、3位『日経TRENDY』6064部、4位『週刊アスキー』5808部、5位『Get Navi』3731部、6位『Mac People』3600部、7位『ニューズウィーク日本版』3537部、8位『週刊東洋経済』3246部、9位『Begin』3166部、10位『日経エレクトロニクス』2872部。 この部数は、紙と比べたら圧倒的に低く、しかも、部数はパソコン誌、経済誌に偏っている。 ちなみに、総合誌では『文藝春秋』が2730部、週刊誌では『週刊プレイボーイ』が1500部、女性誌では『BAILA』が1157部、『MORE』585部、『non・no』452部である。 もしこれが紙なら、この部数はミニコミ誌のレベルで、紙雑誌のデジタル版には、ITと経済分野以外は、まったく読者がつかないということを表している。紙をそのままオンラインに移行させるのは無意味で、オンラインでは紙と違う独自のデジタルメディアをつくらないと、一般の雑誌は生き残れないだろう。 |