14/06/05●アマゾンの出版社(アシェット)イジメは、対岸の火事ではない |
アマゾンのイジメ、嫌がらせとしか思えない行為を受けているのは、アシェット・グループ。BIG5の1つだけに、米出版界を揺るがす問題になっていて、『NYタイムズ』紙もアマゾン批判記事を掲載している。 問題は、アシェットが発売するロバート・ガルブレイス(J・K・ロリングの別名)著『ザ・シルクワーム』のハードカバー本を、アマゾンが予約注文できない状況にしてしまったこと。なんで、こんなことになったかというと、契約更新にあたって、アマゾンが料率の縮小とマーケティング費用を要求し、アシェットがそれを拒否したからだという。こんなことをやられると、困るのは出版社、それに著者、そして読者だが、すでに巨人となったアマゾンはそんなことは意に介さないようだ。 アマゾンは公共企業ではないし、公共図書館ではないからだ。 日本の出版界でもアマゾンの力はもはや揺るぎのないものとなっているので、これは対岸の火事ではない。 |