14/09/27●アマゾンとアシェットの争で、作家連合が司法省に独禁法違反で調査要請 |
アマゾンとアシェットとの争いが、新たな局面に入りそうなことを、英『FT』紙が伝えている。それによると、「オーサーズ・ユナイテッド」(作家連合)が、米司法省にアマゾンを独占禁止の疑いで調査するよう求める書簡を出すという。アマゾンとアシェットは、これまでずっと電子書籍の価格や値引き率をめぐり対立してきた。その結果、アシェットは、アマゾンから本を遅配されたり、事前予約ができないようにされ、ユーザーがアシェットの本がなかなか手に入らないように、他の出版社と差別化されてしまった。 これに怒ったのが、作家連合。この8月には、『NYT』紙ニューヨーク・タイムズに広告を掲載し、9月初めにはアマゾンの経営陣に訴えた。そして、今回の要請となったわけだが、作家連合はアシェット側に立っているのではなく、アマゾンの営業手法の影響に異を唱えているのだという。 |