メルマガ [119] 「日本人3人ノーベル賞受賞」は日本の危機。中村氏を「日本の誇り」と持ち上げる滑稽さ! |
No119 2014/10/21 先日、中村修二氏のノーベル物理学賞の受賞が決まったとき、 私は『日刊現代』の記者からコメントを求められ、「“日本人3人 が受賞”と喜ぶより、なぜ、彼のような人材が日本を捨てて出てい ってしまったのか? そのことのほうがよほど重要な問題ではない ですか」という主旨の話をしました。 そこで、今回はこの問題を掘り下げて考えてみます。 [目次] -------------------------------------------------------------------- ■中村修二氏は米国市民、日本人ではない ■発明は「企業のもの」とする制度改正 ■会社側はむしろ研究開発の足を引っ張った ■中村氏が訴訟を起こした本当の理由 ■シャープの液晶テレビは現場の独走で誕生 ■世界的なイノベーションで借金がチャラ ■日本のサラリーマン技術者は報われない ■「会社のもの」にしたほうが権利は守れる ■「研究を志すなら海外に5年」「英語を話せ」 ■日本がやるべきことはじつにシンプル --------------------------------------------------------------------------- |