14/11/21●とうとう差し止め請求に。やしきたかじん本が巻き起こした大騒動 |
今年1月に亡くなったタレントやしきたかじんさん(享年64)の闘病生活を、亡くなる3カ月前に結婚した32歳下の妻・さくらさんの視点から描いた百田尚樹氏のノンフィクション作品『殉愛』(幻冬舎刊)が、出版界、芸能界、そしてネット上で、関係者を巻き込んで、大きな物議をかもしている。まず、さくらさんの素性が取り沙汰され、さらに、やしきさんが遺したとされるメモに対してニセモノではないかという話も持ち上がった。
そしてとうとう、11月21日、プライバシーを侵害されたとして、やしきさんの長女(41)が、発行元の幻冬舎に 出版 差し止めなどを求める訴えを東京地裁に起こした。 はっきり言って、百田尚樹氏のような売れっ子で名のある作家が、なぜ、このような作品制作の依頼を受け入れて、こんな作品を書いたのか、本当に疑問だ。フツウ、このような本はあまり売れていないゴーストライターが書く。単なる商業主義の行き過ぎとは考えられない、情けない騒動だ。 |