15/01/05●講談社が全22のマンガ誌を電子配信へ |
講談社が刊行する全22誌のマンガ誌を電子化し配信することを発表し、話題になっている。手始めは『ヤングマガジン』、続いて『月刊少年マガジン』『週刊少年マガジン』という順に、電子版を配信していく。その後、今年6月までに全誌を、紙版の発売日と同時に電子配信するという。 電子書籍市場の約8割がマンガという状況では、これは遅すぎたと言えなくもない。ただし、紙版がある以上、その発売日に合わせるということになったわけだが、この点には疑問がある。 ネットは24時間眠らない世界であり、ここに週刊、月刊などのライフスタイルはない。したがって、「電子主紙従」になったときは、定期刊行物でマンガを出す意味はなくなるだろう。そうして、連載マンガは作品ごとに刊行インターバルが違うかたちになったほうが自然だ。 |