15/01/17●KADOKAWAが300人リストラ。電通も。正社員は沢山いらない! |
ドワンゴと経営統合したKADOKAWAが、1月16日、300人程度の希望退職者を募集すると発表した。今年3月末時点で41歳以上かつ勤続5年以上の正社員を対象に、3月2~20日まで募集する。退職日は4月30日。今回のリストラの理由は、第一に収益力を強化することであり、そのため、業務の重複や人員の偏在をなくすことだという。つまり、組織をスリム化するための措置だ。 ただし、この背景には、現在、政府が取り組んでいる働いた時間に関係なく仕事の成果で賃金を決める成果型労働制度(ホワイトカラー・エグゼンプション)の導入や、正社員の解雇規制の緩和などの労働法の改正がある。要するに、もう正社員はそんなに沢山いらないということだ。 経営統合前のKADOKAWAの14年4~9月期決算は、売上高が前年同期比2.4%減の704億円にとどまり、営業損益は9億3300万円の赤字となっている。 また、広告大手「電通」も、1月8日に特別早期退職優遇制度による300名の人員削減を明らかにしている。対象となるのは満50歳以上かつ勤続10年以上の社員で、退職日は3月31日。 |