15/03/01●1月の雑誌販売額は前年比0.1%増も、約半分が返品という惨憺たる状況 |
2015年1月の書籍雑誌推定販売金額は1088億円で、前年同月比0.6%増であることが、出版科学研究所の調査でわかった。これは、2013年5月以来20ヵ月ぶりのこと。ただし、前年の減少幅が5.5%と大きかったからにすぎない。 内訳は、書籍1.3%増、雑誌0.1%減。雑誌のうちの月刊誌は3.5%増だが、週刊誌はなんと11.6%減である。返品率はわずかに前年を下回って、書籍37.0%、雑誌44.1%。雑誌の返品率は高いままだ。つまり、雑誌は約半分が返品されるという惨憺たる状況になっている。 |