15/05/01●ついに図書館数も減少に。もはや地方に公共図書館は必要ない |
日本図書館協会の『日本の図書館 統計と名簿』によると、日本の図書館数は2014年3246館で、2013年の3248館に比べて2館減った。その内訳は、開館19館に対し、閉館が21館。統計がある1971年の885館から毎年増加してきたのが、ついに減少に転じている。これまで書店数が減少しても図書館数は増えてきたが、ここにきてついに図書館も閉館するところが多くなってきたようだ。 もちろんこの背景には、人口減と地方自治体の財政難がある。公共図書館はどこでも、予算は毎年削減される状況にあり、今後は維持できないところから閉館していくだろう。ネットの進展でもはや図書館は必要がなくなっており、かつて図書館が持っていた文化施設という役割も消滅しつつある。 最近の図書館は利用者のニーズに応えるとして、ベストセラー中心に仕入れ、さらに電子書籍の貸し出しなどもやっているので、とても文化施設とは言えない。こんな税金の無駄使いをするなら、もう本当に必要ないと私は思う。どこも同じような蔵書しか持たない図書館なら、地方自治体が維持する意味はない。それよりも、ハコモノとして、今後足りなくなる老人ホームなどに転用したほうが、よほど地域の役に立つと思うがどうだろうか? |