15/08/05●6月も雑誌の落ち込みが止まらない。広告費は10年間で半減! |
2015年6月単月の書籍雑誌の推定販売金額は1188億円で、前年比4.6%減。その内訳は書籍が550億円で0.6%増に対し、なんと雑誌は638億円で8.8%減である。このうちの月刊誌は7. 2%減で、週刊誌は14.6%減となっていて、雑誌の落ち込みはもはや存続危機のレベルに達している。先月『月刊宝島』が廃刊されたように、今後も廃刊が噂されている雑誌は多い。 そこで、雑誌の存立基盤である広告費を見ると、次のグラフにように、この10年間で4800億円から2500億円へほぼ半減している。ここ4年ほど2500億円前後で推移しているが、これは踊り場であって、今後はさらに減っていくのは確実だ。 媒体別広告費の推移(電通「日本の広告費2014」)
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