15/10/17●米アマゾンの電子書籍のシェアはやはり70%を超えていた |
アメリカの電子書籍市場においてアマゾンがどれほどのシェアを占めているのか? この問題に対して、アメリカの著作者たちによる「Author Earning Report」が、最新号で答えている。その答は、部数で74%、金額71%。なんと、どちらも70%を超える予想以上のものだった。 金額で、アマゾン「Kindle Store」に続くのはアップルの「iBooks」で10-12%、以下「B&N 」7-8%、「Kobo」3-4%、「Google」1-2% となっている。 アマゾンが圧倒的に強いのは、インディーズ(セルフ出版)で、売上のシェアはたいしたことはないが、部数では2割を超えていて、これをほぼアマゾン(KDP)が独占している。たとえば、アップルの「iBooks」は半数以上がビッグファイブ(大手5社)の本で占められている。B&Nはビッグファイブ比率は5割を超えている。 結局、電子書籍はインディーズと低価格という2つエンジンで成り立ち、それをアマゾン1社で牽引しているということになる。 売上シェア 部数シェア |