15/12/26●古舘キャスター降板でメディアコントロール批判が続出 |
テレビ朝日『報道ステーション』のメーンキャスター古舘伊知郎氏が来年3月末で降板すると発表され、さらにTBS『NEWS23』の岸井成格氏も降板の見込みという報道があった。そこで、巻き起こったのが、安倍政権の露骨なメディアコントロール批判。批判勢力の“年末一掃”ではないのかというのだ。 しかし、降板を決めたのは政権への恭順を自局の利益だと考えた各局である。民主主義国家では、報道は常に公共益を追求すべきで、そのために「報道の自由」が担保されている。これに照らして考えると、現在の各局は、安倍政権が国民の利益にかなう、望ましい政権だと判断していることになる。「報道の自由を放棄した」という批判に対しては、そのように答えればいいだけだ。しかし、それで視聴者(国民)が納得するかどうかは別問題だが。 |