16/01/10●経済産業省が漫画・アニメのデータべースをつくる |
1月9日のNHKニュースが、経済産業省が漫画・アニメのデータべースづくりに乗り出すと報じた。政府は、日本のコンテンツの海外での売り上げを2018年度までにいまの3倍の200億円に増やすことを目指している。 海外版権取引では、著作権、放映権、出版権、キャラクター版権など権利の権利者が複雑に入り組んでいることが大きなハードルになっている。それで、権利者の所在などを一括で管理できるデータべースをつくろうというのである。 「経済産業省は、このサービスを民間に委託するかたちで、早ければ新年度からスタートさせ、アニメや漫画の輸出拡大を後押ししたいとしています」と、NHKニュースは結んでいたが、このような一括管理データべースはそう簡単にできるものではない。また、「官」が率先してやるようなことでもない。なにか大きな疑問を感じるニュースだ。 |