16/02/17●『週刊文春』のスクープ・スキャンダル報道が止まらない |
今年になってからの『週刊文春』のスクープ・スキャンダル報道は、他のメディアを圧倒している。ベッキーとゲスの極み乙女のボーカル・川谷絵音との「不倫」、甘利明前経済再生担当大臣の「贈収賄」、“育休宣言オトコ”宮崎謙介議員の「不倫」ときて、今週はなんと、少年Aを直撃して写真も公開してしまった。 SMAP解散、清原和博覚せい剤逮捕でもリードしてきたから、いまや文春なくしては、新聞もテレビも記事と番組をつくれなくなった。みな後追い報道を繰り返している。 この立役者は言うまでもなく、新谷学編集長と優秀な記者たちだ。それなのに文春を「一部週刊誌」と言うメディアがあったり、ホリエモンのように「文春のクソ記者」などとツイートしたりするのは、どうかしている。 スクープ・スキャンダル報道はジャーナリズムの基本で、最終的には大衆自身の利益になる。 心配なのは、この飛ばし方で息切れしないかだ。文春が疲弊してしまったら、ほかはこの路線から降りてしまっているので、本当に困ったことになる。 |