G1予想[173]第153回天皇賞(春)(2016年5月1日) |
2016年 4月 28日(木曜日) 18:43 |
黒は金色より格上、キタサンブラックから
競馬の予想と馬券は別物。それが、長年、競馬をやってきた(=馬券を買ってきた)私の結論だ。こういう考えになって、すでに10年以上経つが、私のように考える人は少数派、というかほとんどいない。たいていの人は、競馬を予想して、その予想通りに馬券を買っている。競馬マスコミも評論家もみなそうだ。 別に彼らがおかしいとは言わないが、それを続けていると必ず「大数の法則」により、馬券では負け続ける。競馬を当てることは可能だが、それが馬券で勝つことにつながらない。 よって、馬券は競馬の予想とは関係なく買う。つまり、競馬予想は、馬券を買うときには否定しなければならない。
では、今回の天皇賞を、競馬予想でしてみよう。 出走馬のこれまでの実績、能力、距離適性、ローテーション、騎手などのファクターから絞っていくと、やはり、人気になるだろう4頭に落ち着く。ゴールドアクター、キタサンブラック、シュヴァルグラン、サウンズオブアースである。おそらく、この4頭のどれかが天皇賞馬になり、残りの3頭がそれに続くだろう。どれが勝つかとは確信を持って言えないが、やはり1番人気になるゴールドアクターが最有力だ。なにしろ、ここまで有馬記念を含めて5連勝、申し分のない実績で来ている。 というわけで、ゴールドアクターを中心に、ほかの3頭をどう組み合わせるかが問題になり、それを決めることで、競馬予想は終わる。
ところが、馬券予想は違う。馬券予想に使うのは、競馬予想に使うファクターではない。競馬そのものとはまったく関係のない、天気、時事トピック、個人的体験、語呂合せ、こじつけ、カンなどである。そんなことにお金を投入することは、フツーの感覚ではできない。 たとえば、今日はいい天気で青空に白い雲がいくつか。青は4枠、白は1枠だから、「枠連1-4を買う」などということができるだろうか? まず、できないだろう。 しかし、これができないと「大数の法則」の罠からは逃れられない。馬券は知的であればあるほど負けるのだ。
というわけで、今回は、馬券ファクターを「色」に絞ってみた。出走馬の中で馬名に色を持つ馬は3頭いる。ゴールドアクターの「金」、キタサンブラックの「黒」。これはすぐにわかる。ただ、サウンズオブアースも、「アースカラー」という言葉があるように「土色」だ。 よって、この3頭を買うことにし、この3頭の3連複と馬連全組み合わせと3連複をまず購入。次に、クレジッカードは色によってグレードが違うということから、キタサンブラックを頭にした3連単を買う。なぜなら、ブラックカードはゴールドカードより上だからだ。カードでは、黒のほうが格上である。ゴールドアクターはキタサンブラックを差しきれない。 よって、キタサンブラックを頭にして、2、3着にゴールドアクター、サウンズオブアースを置いた3連単を押さえてみる。 馬連:1-15、1-17、15-17 3連複:1-15-17 3連単:1-15-17、1-17-15 |