16/10/01●8月もまた前年同月比4.7%減。書籍雑誌の推定販売金額 |
毎月のことなのでいまさら驚きようがないが、8月の書籍雑誌の推定販売金額は1042億円で、前年同月比4.7%減となった。書籍は482億円で、同2.9%減、雑誌は559億円で、同6.2%減。雑誌の内訳は月刊誌はが450億円で、同7.7%減、週刊誌は109億円で、同0.1%増。ともかく悲惨なの、返品率で、書籍が44.5%、雑誌は42.7%と半分近くが戻ってくる状態が続いている。ただ、猛暑とオリンピックの割には健闘したという声も(ヤケクソか)。 なお、2016年8月期の登録書店数は1万4215店で前年比3.3%減。この1年で455店の減少。これだけ、書店が減っているのだから、書籍雑誌の販売金額が前年比で上回るということは、もう2度起きないだろう。 紙の書籍・雑誌はなくならないが、市場規模はピーク時の半分まで落ち込み、そこで均衡すると思われる。それは、数年後で、そのときは書店数1万、書籍雑誌販売金額1兆2000億円と予測する。それは、デジタル世代がもう少し大人になって、デジタルに飽きるときではなかろうか? |