16/10/15●朝日新聞の経営状況が最悪と「内部文書」入手で『週刊ポスト』が報道 |
『週刊ポスト』(2016年10月28日号)が、朝日新聞の各部署や支局で管理職から社員に配布され〈経営説明会の要点(全社員に知っていただきたいこと)〉と題された1枚のペーパーを入手し、経営状況が危機的であることを伝えている。 この文書は、「4~6月期は前年同期比▼36億円(月平均▼12億円)の落ち込み」というところから始まり、これが「社員1人あたり毎月▼20万円超に相当……営業日ごとに▼1万円」に相当するということを示している。 朝日新聞は、2013年度に3135億円あった売上高が2015年度には2748億円へと387億円も落ち込んでいる。3000億円を割り込むのは1985年度以来30年ぶりで、現状では回復の見込みはまったくない。しかも経費削減も限界にきているので、今後は給与と定年の改革をしていかなければ経営は持たないという。 つまり、この文書は社員に、「さらなる待遇カットは避けられない」という窮状を訴えかけるために作成されたものだという。 |