16/12/07●「まとめサイト」をすべて閉鎖し、DeNAが謝罪。安易な記事作成の罠 |
発覚した「まとめサイト」(キュレーションメディア)の問題で、DeNAは11月7日午後記者会見し、原因解明に向けた第三委員会の設置と問題のある情報で被害を受けた人からの相談を受ける窓口を設置すると発表し、謝罪を繰り返した。 問題の発覚は、1カ月ほど前に、医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」の情報が「デタラメ」と指摘されたこと。結局、同社の運営していた9つのサイトはすべて閉鎖されることになった。(WELQ、iemo、Find Travel、cuta、UpIn、CAFY、JOOY、GOIN、PUUL)。このあおりで、「ギャザリー」(リクルート)「NEVERまとめ」(LINE)「スポットライト」(サイバーエージェント)などのサイトも、次々に同様な問題が発覚し、記事の公開を中止している。 要するに、「まとめサイト」(キュレーションメディア)の情報は「デタラメ」というか、「パクリ」「コピペ改変」したものばかりということだ。たとえば、クラウドソーシングで集められた素人ライターが1000文字500円で書いている例が多く、そうなると、パクリとコピペが横行するのは当然。著作権もなにもあったものではない。 IT企業は、記事というのは「お金がかる」ということを知らなければならない。 |