17/02/16●『VOGUE』誌で「芸者風スタイル」を披露したカーリー・クロスが“文化盗用”を謝罪 |
『VOGUE』誌の最新号「diversity issue」で、カーリー・クロス(Karlie Kloss)の「芸者風スタイル」のグラビア写真がネットで非難・炎上し、本人がツイッターで謝罪する騒ぎとなった。問題化したグラビア写真は、カーリーが「Kimono(キモノ)」ライクなドレスで、日本文化を象徴する酒樽、神社、力士などを背景にポーズを取っているもの。 これらが「文化盗用」(cultural appropriation)だというのだ。文化盗用(あるいは「文化の横取り」)とは、簡単に言うと「ある文化の一部を、その文化と関係のない者が利用する行為」で、マイナーな文化に対する冒涜だというのだ。つまり、日本文化を理解していない白人モデルのカーリーが盗用利用したと、非難されたわけだ。 カーリーは素直に謝罪したが、日本文化はマイナー文化というのは、多分化主義から言うと「偏見」ではないのか?写真を見る限り、日本人として多少違和感を感じても、そんなに問題にするようなこととは思えない。問題があるとしたら、こうしたことを非難する側にいる白人の欧米文化優越主義の方だろう。 なお、カーリーはヴィクトリアズ・シークレットのモデルを務めていた2012年、ネイティヴ・アメリカンのヘッドドレスを着用したことで、同じように謝罪に追い込まれている。
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