17/05/03●アマゾンがついに日販との取引を縮小、出版社と直接取引へ |
昨日(5月2日)の日経新聞によると、アマゾンは一部の既刊本について出版取次大手の日本出版販売(日販)への発注を6月末で取りやめるという。日販に在庫がない場合、アマゾンが出版社から直接取り寄せる方式に順次改めていくのだという。 これは、かねてから加速化していたアマゾンの出版社の直接取引で、最終的に取次は中抜きされる。流通がどんどんスピード化、効率化されているので、もはや、ネット販売に関しては、出版取次は存在意義を失いつつある。このままアマゾンが直接取引を拡大していけば、取次経由を原則とする日本の出版流通は崩壊する。そうすれば、再販制度自体も大きく揺らぐ。 どうなるかは、出版社側の判断に委ねられている。 |