17/05/27●出版社の倒産、再編、買収などが相次ぐ |
出版不況が進み、出版社の倒産、再編、買収などが相次いでいるので、それを、まとめておきたい。直近の倒産例は、1955年創業で、不動産専門紙『週刊住宅』を発行し、不動産関連書籍を数多く出版していた週刊住宅新聞社。2006年には年商10億円だったが、16年には6億円に減少していた。負債は2億5000万円。今年の3月に前経営者が亡くなり、引き受け手も見つからなかった。 引き受け手が見つかった例は、徳間書店。3月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのカルチュア エンタテインメント(CE)に子会社化された。同じくぶんか社は、投資ファンド日本産業推進機構(NSSK)に買収された。 書店数も減少を続け、取次(トーハン、日販)も業績が悪化、出版物の配送業者も疲弊している。そのうえにのって行われる紙出版ビジネスは、業容転換を計らない限り、この状況から抜け出せないだろう。 |