17/06/16●「共謀罪」成立に書協、雑協、日本ペンクラブ、出版労連などが抗議声明 |
「共謀罪」とは多くのメディアが勝手に命名したもので、正式には「組織的犯罪処罰法改正案」(「テロ等準備罪」法案)。6月15日、参議院本会議で可決された。はたしてこの法律が、メディアが言うように「人権無視」で、当局に「恣意的に運用」さるかどうかは不明だが、出版関連団体は相次いて抗議声明を出した。 まず、書協と雑協は連名で「強行採決に抗議し、あくまでも『共謀罪』に反対する」との声明を発表。「今後、出版メディアとして厳しく監視を続けていく」とした。また、日本ペンクラブは「共謀罪強行採決に抗議する」、出版労連は「出版労連は共謀罪(テロ等準備罪)の成立強行に強く抗議」と題した声明をそれぞれ発表した。まったく、どうかしている。出版産業が一つのイデオロギーで共闘するようなバカな真似をいつまでやれば気がすむのだろうか? |