17/06/30●コミックス、ムックが足を引っ張り月刊誌返品率史上初の50%超え |
「新文化オンライン」が月刊誌の2017年5月期の返品率が前年同月比3.8ポイント増の51.0%となり、出版科学研究所が1950年に開始した調査で初めて50%を超えたことを伝えた。 最近の雑誌(月刊、週刊とも)の衰退ぶりは著しいが、今回の落ち込みは、主にコミックスとムックが原因。3月期に送品の多かったコミックスとムックが返品率の足を引っ張った。コミックス、ムックとも前年同月比で約10%減を記録している。 ちなみに、17年5月の書籍雑誌の推定販売金額は926億円で、前年比3.8%減。書籍は475億円で、同3.0%増、雑誌は451億円で、同10.0%減。 雑誌全体は返品率の上昇で、2ヵ月連続の2ケタマイナス。その内訳は月刊誌が356億円で、同11.3%減、週刊誌は95億円で、同4.6%減。 なお、返品率は書籍が41.2%、雑誌は48.9%。 |