メルマガ[204] グローバル経済の罠:いくら企業を強くしても国内経済は潤わない、給料は上がらず消費も伸びない |
No.203 2016/01/19 この3年間の経済政策(アベノミクス)で、日本の大企業は円安により空前の利益を上げてきました。しかし、それにより国内経済は潤ないこともはっきりしてきました。 いま、日本人の関心は、今年の春闘で賃上げがあるかどうかですが、残念ながら期待できません。そもそも、グローバル経済で、世界のシステムが変わってしまっていることを日本の政治家や政策担当者は理解していないからです。 [目次] ───────────────── ■円安で上げた利益を給料に還元することはできない ■日本の従業員の給料だけを上げるのは理に沿わない ■企業が儲けても国民は豊かにならない時代になった ■アメリカ議会から「悪質」と告発されたアップル ■「税制が変わらないかぎり国内に戻さない」とアップルCEO ■日本企業もアメリカ企業と同じくタックスヘイブンで節税 ■ヒトだけは国内にとどまり政治は国境を超えられない ■増税で一般国民の富を奪いインフレで借金を圧縮 ■「賃金より安定」国民自身が成長を望まなくなったのか? ─────────────────── |