17/07/28●2016年度の電子書籍市場は前年比24.7%増の1976億円。今後も拡大と楽観予想 |
インプレス総合研究所の『電子書籍ビジネス調査報告書2017』によると、2016年度の電子書籍市場の規模は1976億円と推計され、2015年度の1584億円から392億円(24.7%)増加。電子雑誌市場規模は302億円(対前年24.8%)増と推計されている。 したがって、電子書籍と電子雑誌を合わせた電子出版市場は2278億円。その内訳は、コミックが前年度から340億円増加の1617億円(市場シェア82%)、文字もの等(文芸・実用書・写真集等)が同51億円増加の359億円(同18%)。つまり、コミックが市場の8割を占めている。「dマガジン」や「Kindle Unlimited」などの月額定額制読み放題のサービスが、市場拡大に貢献したのは間違いない。 しかし、この傾向が、今後も続くだろうか。 インプレスでは日本の電子書籍市場は今後も拡大を続けるとして、2021年度には2016年度の約1.6倍の3120億円、電子雑誌は440億円となり、両者合わせた電子出版市場は3560億円程度と予測している。きわめて楽観的な予測だろう。
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