17/08/16●アマゾンが電子書籍の独占化狙いの契約を断念 |
公正取引員会は8月15日、電子書籍に関して、日本のアマゾンが出版社などに対し、価格や品ぞろえでほかの配信事業者より有利になるよう求めていた契約の条件を撤廃したとの報告を受けたと発表した。アマゾンの日本子会社は4日までに契約を見直す対策を講じ、取引のある出版社に伝えたとされる。 この契約条件は、かねてから問題視されていたもので、欧州連合も対策を講じる姿勢をみせていた。簡単に言えば、国際条約における「最恵国待遇」のようなもので、これが成立するなら、アマゾンはなんら努力をしなくとも、常に市場を支配できることになる。 |