17/11/01●漫画タダ読み誘導サイトで逸失利益はなんと4100億円 |
先日摘発されたネットで海賊版漫画をタダ読みできるリーチサイト(誘導サイト)「はるか夢の址」によって、出版社側が失った利益はなんと4100億円にも上ることを、朝日新聞記事(10月31日)が伝えた。 この事件を摘発した大阪府警がコンピュータソフトウェア著作権協会(東京)の協力を受けて算定したところ、元大学院生の和宇慶真(わうけ・まこと)容疑者(22)=著作権法違反容疑で逮捕=がサイト運営を担った2011年11月以降で、出版業界の被害額は約4142億円になるとか。 このサイトの閲覧者数は、月約1400万人にも達していたので、史上最大の著作権侵害事件と言ってもいいだろう。 大阪府警によると、2008年に開設された「はるか夢の址」は会員約3200人で、毎月約1万9500件の海賊版リンクが投稿され、ダウンロードされた海賊版は今年7月に強制捜査されるまで、毎月300万点に及んだという。 ここまでタダ読みされるとは驚きだが、違法と知っていてタダ読みしていたユーザーにペナルティが課せられない限り、こうしたことはまた起こるだろう。 |