メルマガ[354] オリンピックとナショナリズム:なぜ選手は国のために戦わねばならないのか |
No.354 2018/02/20 平昌五輪で羽生結弦選手と小平奈緒選手が金メダルを獲得し、テレビは朝から晩までこの話題を繰り返し流しています。私も、金メダルの瞬間には、思わずもらい泣きをしてしまいました。そして、メダル授与式で君が代が流れ、日の丸が上がると、涙が溢れて止まらなくなりました。 いったい、この感情はどこからくるのでしょうか? 北朝鮮の参加で、「オリンピックの政治利用」などという批判があるなか、あらためて思うのは、いったいなんのために選手たちは戦っているのか? なぜスポーツはナショナリズムと切っても切れない関係にあるのか?ということです。 [目次] ───────────── ■韓国ネット民のカナダ選手SNS 攻撃 ■相手を貶めて満足する病的ナショナリズム ■身内は絶対的に善とする「血縁第一主義」 ■各国のオリンピック報道は結局みな同じ ■一家総勢18人で「USAコール」の大合唱 ■ヒトラーが利用したベルリンオリンピック ■東西冷戦の国威発揚のために利用された五輪 ■サッカーW杯でフランスはなぜ負けたのか? ■経済、ビジネス、投資ではマイナスに ■トランプのアメリカ第一主義は歪んでいる ■友情はナショナリズムを超える ───────────────── |