18/10/11●業界誌「出版ニュース」が75年の歴史に幕を! |
出版界にいつ人間なら、長年親しんできた「出版ニュース」が、来年3月下旬発売号で休刊するという。いつも思うが、休刊は休刊ではなく幕引き。終了ということだ。 同誌の前身は、戦時統合で生まれた日本出版配給株式会社(日配)のもとで1941年に創刊された機関誌。終戦後は、日配が解散させられ、いまに至るトーハン・日販などの取次ができたが、その際に新たに設立され、以来4分の3世紀、刊行され続けてきた。出版ニュース社は、月3回刊行の「出版ニュース」のほか『出版年鑑』も発行してきた。出版業界にまつわる統計調査や海外の出版業界動向なども紹介してきたが、部数は低迷し、公称は4300部とか。同社の清田義昭代表(74)は「すでに自分も後期高齢者。4人いる社員も高齢になった」と休刊を決断した理由を語っている。 |