18/11/09●「漫画村」ブロッキング議論が迷走のなか、運営者特定でいよいよ裁判へ |
「漫画村」問題をきっかけに、海賊版サイトによる作家や出版社などの被害を防ぐために政府が立ち上げた政府の有識者会議は、結局、迷走したままで終了。「通信の秘密の保障」と「財産権の不可侵」のどちらを優先するのかということで、最後まで議論が噛み合わなかった。 そんななか、「漫画村」の運営者が、都内・新宿区の超高層マンションに拠点を構えていた日本人男性と特定され、違法配信の様子が徐々に判明してきた。 11月9日の日経新聞などによると、この男性は、2017年6月に米国の企業の有料配信サービス「クラウドフレア」を利用する契約をしていたことが、米国の企業から情報開示を受けた中島博之弁護士が明らかにした。中島弁護士は今後、刑事、民事双方で運営者側の責任追及を検討するとしている。 |