19/11/14●朝日新聞ががん治療法の書籍広告に関してコメント |
問題となった書籍は、『外科医として40年、ガンと戦って発見した治療法!』(現代書林)。今回、この書籍の広告を掲載した朝日新聞には、専門家から疑義が寄せられ、朝日が調べたとこと、広告表現および内容自体に信憑性がないことが判明したために11月14日にコメントを発表した。その内容は、「広告に疑念があった」「慎重なチェックに努めてまいります」というもの。 問題書籍は、表紙に「外科医として40年、ガンと戦って発見した治療法!」「重曹殺菌と真・抗酸化食事療法で多くのガンは自分で治せる」などとうたっており、「紛れもなくガン治療における革命である」と紹介していた。しかも、この治療法を発見したとされるイタリア人監修者、トゥリオ・シモンチーニ氏については「腫瘍学(医学)博士」「医師(外科医)」としていた。しかし、シモンチーニ氏は2003年にイタリア医学界から追放されており、違法な医療行為で患者を死なせるなどした罪で、2度に渡り禁固刑を受けていたのだから、あきれるしかない。 普通、新聞や雑誌の広告表現は、薬機法や景表法に引っかからないかなり厳しく審査をされるが、今回はそれが行き届かなかった。
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