20/06/05●トーハン、創業以来初の経常赤字で、新事業方針を表明 |
取次大手トーハンは、6月4日、東京・新宿区の本社で会見を開き、近藤敏貴社長以下経営陣が2020年度経営・事業方針について説明した。それによると、ポイントは「短期的な物流コスト負担の最適化」「マーケットイン型出版流通への転換」「書店の経営健全化」の3点。 トーハンは、5月29日、取締役会を行い、第73期(2019.4.1~2020.3.31)の単体・連結決算の概要を発表したが、その内容は「創業以来初の経常赤字」。単体決算の売上高は3834億8900万円(前年比3.5%減)、営業利益19億7600万円(同53.8%減)、経常損失4億7200万円(前年は21億3900万円の利益)、当期純損失55億9200万円(前年は6億5200万円の利益)となっている。 |