[377]一気に秋に。横浜市長選を経て激動する政局、「眞子さま小室圭、年内結婚」に驚く |
2021年 9月 03日(金曜日) 07:42 |
晩夏、残暑がなく、一気に秋になった。といっても、秋晴れにはならず、雨続き。今日の最高気温はなんと22度予想で、10月半ば並みという。この日曜(9月5日)でパラピンピックが終わり、五輪以来続いてきた「がんばれ、ニッポン!」報道も下火になる。もうそうなっているが、いまや報道の中心は、「政局」だ。
衆議院議員の任期満了による総選挙を10月にひかえるなか、自民党の総裁選が行われる。その日程はいまのところ、「17日告示、29日投開票」となっているが、先週来、数々の動きがあった。現時点では、立候補者は、ガースー菅義偉首相(72)と岸田前政務調査会長(64)となっているが、高市早苗氏(60)が宣言して推薦人集めを展開中のうえ、石破茂氏(64)も出る可能性を残している。
ガースーは、岸田案の「党役員任期を1年とする」を潰すため、「二階おろし」に走り、来週には二階俊博幹事長(82)に降りてもらって、党役員人事と小規模な内閣改造を行うという。しかし、これに反対する動きもあり、流動的だ。 ともかく、ガースーの支持率はガタ落ちだから、自民党内はざわついている。若手議員は「ガースーが顔なら衆院選で落ちる」と、戦々恐々としている。本当に情けない。本来なら、彼らが率先して自民党を改革しなければならない。
そんななか、昨日、岸田氏が総裁選に向けた4本柱の公約を発表したが、拍子抜けするほど当たり前で、大丈夫なのかと思った。健康危機管理庁をつくる、野戦病院をつくる 医療難民ゼロを目指すなど、コロナ対策は出尽くしていることばかりだ。とくに、健康危機管理庁は、デジタル庁、子ども庁と来ているので、その後追いかと思うと、あまりの知恵のなさに情けなくなってくる。 いま必要なのは政策ではない。若返り、世代交代の1点だ。老人支配の老害政治を一刻も早くやめてほしい。岸田氏も64歳。派閥のパワバランスが崩れて、総裁になったとしても、総選挙で敗けるのは間違いないだろう。
「健康危機管理庁」を新設 コロナ対策で対立軸―岸田氏の自民総裁選公約(©時事通信、9月2日) *速報が入った。自民党は3日午前11時半すぎから党本部で臨時役員会を開き、その席で菅総理大臣は総裁選挙に立候補しないことを表明した。諸将辞任である。
ここにきて、一気に政局になる引き金を引いたのは、先日行われた横浜市長選挙だ。ここで自民、小此木三郎氏(57)は、立憲民主の山中武春氏(47)にダブルスコアで惨敗した。反ガースー票が山中氏に集中したからだ。つまり、あの選挙は「菅・自民党不信任選挙」で、市長選挙ではなかった。ところが、メディアも本人も勘違いし、自分は市長に選ばれたと思っているのだから、おこがましい。 それにしても、小さい頃から、末吉町にある小此木ビルを見てきた横浜市民の1人としては、小此木氏の落選に時代の移り変わりを思う。こうなると、次の焦点は、衆議院選挙だが、ガースーの地盤、神奈川2区(西区、南区、港南区)の市民ははたしてどうするだろうか? 小此木氏は、潔く政界を引退した。
横浜市長選の結果(上)と中区の投票所で配られた投票証明書(下)
一気の秋とともに、今後、いろいろなことが起こりそうな気がする。その先駆けなのか、おとといの読売新聞のスクープは衝撃的だった。まさかの眞子さまと小室圭の年内結婚。眞子さまはNYに駆け落ち同然で行ってしまうのだという。ついつい、娘を持つ親の気持ちになってしまったが、思うのは、本当にお二人があの街のどこかで暮らすのかということ。想像がつかない。アッパーイーストサイドの高級アパートでないと、日本のロイヤルファミリーだけに格好がつかないだろう。 これで、小室圭は、将来の天皇の義兄になる。国民感情として、それは受け入れられないから、今後、「女性天皇容認、愛子天皇誕生」論が、一気に高まるだろう。
「眞子さま、小室圭さんと年内結婚…アメリカで新生活の見通し 」(©読売新聞9月1日) アフガンも激震だが、このところの中国の激震もすさまじい。学習塾が廃止され、習近平の思想教育が始まった。また、脱税容疑などでスターが次々に追放、いや粛清されている。先日の演説で、習近平が掲げたスローガンは「共同富裕」(みんなで豊かになろう=金持ちから富を奪って分け与える)。もはや、中国で「第二の文革」が始まったと見て間違いないだろう。 巨大企業も、アリババやテンセントなどの巨大企業も槍玉に上がり、規制が強化されている。
コロナ禍は、まったく収束しそうもない。東京の感染者数は減ってきたが、これはお盆の影響とされ、また増えるだろうと見られている。相変わらず、横浜はひどい。近所では、次々に感染者が出ている。 ワクチンは、すでに2回目接種を終えて1カ月がたったが、安心感はゼロ。毎日がステイホームで、ストレスがたまっている。デルタ株はブレイクスルー感染するので、注意を怠れない。 そこで、待たれるのが3回目のブースターショットだが、CDCは8カ月後を推奨し、アメリカでは今月中に始まる。と8カ月となると、私の場合、来年の2月ということになるが、はたして、日本は3回目をやれるのだろうか。 今年の冬には、ブレイクスルー感染による「第6波」が来るような気がする。もはや、完全な長期戦に入った。いったい、いつになれば、自由にどこかに行けるのだろうか? |
What's New(最近の更新)
- メルマガ[713] 大谷翔平スキャンダルでつくづく思う。日本はなぜスポーツベッティングを解禁しないのか?
- [427]桜開花に異常あり。温暖化は猛スピードで進んでいる。
- メルマガ[710] 日本の低賃金は低学歴が原因。教育を変えなければ日本は復活しない!
- 2024年4月2日●幻冬舎ゴールドオンラインで連載6回終了
- メルマガ[714] トランプもバイデンも結局同じか。 アメリカ覇権が後退し続ける混沌世界の到来
- 2024年3月30日●「Yahoo!ニュース」エキスパート欄に3本寄稿
- [外食Diary]エッセルンガ(ESSELUNGA)
- [外食Diary]エクシブ湯河原離宮ボールルーム
- [外食Diary]華暦(エクシブ湯河原離宮)
- [外食Diary]マレッタ(エクシブ湯河原離宮
- メルマガ[712] 郵便遅配、鉄道・バス路線縮小、スーパー閉店-----衰退・縮小ニッポンはどうなっていくのか?
- メルマガ[711] 米大統領選の最大の争点となった「移民問題」トランプ断然有利とされるが大波乱も!
- 24/03/11●書店はどんどん消滅!この10年間で764社が倒産や廃業
- 24/03/08●「Dr.スランプ」の漫画家・鳥山明さんの死は世界でも大報道。国内の低評価は異常。
- 24/03/07●経産省が書店支援の「書店振興プロジェクトチーム」設置という愚策を発表
- [426]大谷翔平の過剰報道はいつまで続くのか?
- [425]大河ドラマ『光る君へ』で、平安時代を見直すと驚くほど新鮮。猛暑と和歌の世界。
- メルマガ[709] 政治腐敗は極致、経済は衰退一方。なのに国家ブランドは世界一という不思議
- 24/02/26●2023年コミック市場は6937億円 前年比2.5%過去最大
- メルマガ[708] トランプNATO発言の背景:アメリカはローマ帝国と同じ道をたどるのか?
- [424]不景気なのに株価暴騰。政治も経済もメタメタなのに、なぜか、安閑とした日々が流れていく
- 24/02/09●ドラマ『セクシー田中さん』問題で、小学館の編集者一同が声明を発表
- メルマガ[707] まだまだ上がる株価。景気がよくないのに株価だけが上がる理由とは?
- 24/02/01●2023年の出版物推定販売金額はかろうじて1兆円を上回る
- 24/01/30●トップカルチャーの連結決算は売上高189億5300万円で前年比9.3%減
- [外食Diary]シードレスバー
- メルマガ[705] 暖冬で雪不足も、このまま春に。そして、10万年に1度の猛暑の夏がやって来る!
- メルマガ[702] 日本では「知らんけど」アメリカでは「Meh」選挙の形骸化で崩壊する民主主義
- メルマガ[703] あるのか初の女性大統領誕生。ニッキー・ヘイリーはトランプに勝てるのか?
- 24/01/15●松本人志スクープで「週刊文春」約45万部が完売。松本のタレント生命終焉