[382]オミクロン株登場でせわしい年の瀬。「ファスティング」生活に突入。 |
2021年 12月 02日(木曜日) 20:25 |
なにかせわしく、不思議な「年の瀬」だ。 11月24日、南アフリカから新型コロナウイルスの新たな変異株がWHOに報告された。WHOは26日、この変異株を「オミクロン」(ο)と名付けた。「アルファ」(α)から始まって、いま大流行の「デルタ」(δ)を経て、ついに変異はオミクロンまで行き着いた。 このオミクロン株が、すべての原因だ。
その後、世界各国でオミクロン株感染者が発見され、日本でも確認されると、なんと岸田首相は、全世界を対象に外国人の新規入国を原則禁止する措置に踏み切った。こんなことをやったのは、イスラエルと日本だけである。 続いて、国土交通省が日本に到着するすべての国際線で新たな予約の停止を航空会社に要請したと発表した。
©︎aljazeera.com
これを聞いたとき、私は耳を疑った。 これでは、年末年始、海外に出られない。私と家内はフィンランドに行く予定だったが、断念した。しかし、私たち国内にいる人間はまだいい。海外在住者はどうなるのだろうかと思った。いまの日本を支えているのは、海外で懸命に働いている海外駐在員たちだ。まだチケットを予約していなければ、年末年始の里帰りは断念するしかない。さらに、海外駐在員の子女で日本での受験を控えている子供たちも帰れない。また、ビジネスあるいは観光で出国していて、相手国のビザが12月中に切れてしまう人間は、不法滞在になってしまう。 岸田文夫首相とその周囲は、そんなところまで頭が回っていないのではないか。しかも、これは同邦を見捨てることだから、「水際対策」ではなく「棄民政策」だ。
と思っていたら、今日になって、この措置は撤回された。斉藤鉄夫国交相は、「国民の皆さまに大きな混乱を与えてしまった。責任者として大変申し訳ない」と、記者会見で陳謝したのだ。航空会社に要請を出したのは現場の航空局で、「報告を受けていなかった」と言ったのである。首相にも事後報告だったというのだ。 そんなことが、あっていいのだろうか。事実なら、日本は完全に壊れている。こんなことが、大臣にも総理にも事後報告なら、戦争だって勝手にやっていいことになってしまう。
それにしても、岸田首相は慌てすぎ、怯えすぎではないか。腹が据わっていない。 オミクロン株に関しては、まだよくわかっていない。WHOも世界の専門家もそう言い、「詳しいことがわかるまで数週間はかかるだろう」と言っているだけだ。 ただし、もう限界に来ていた株価は暴落した。メディアは「オミクロン株」と「FRBのテーパリングが早まる」ことが原因としているが、それは違う。バブルだけに、いつ暴落してもおかしくなかった。みなどこで逃げようか、そのタイミングを待っていた。そのときが来たと考えたほうがいい。
ところで、昨日から、ダイエット生活に突入した。秋になってコロナが収束してきたので、旅行に外食にと、だらしない生活をしすぎてしまった。ウォーキングに出るのも少なくなり、毎日、ワインを飲んでて食べすぎた。 その結果、5キロもリバウンドして70キロ代後半にまで行ってしまった。それで、「70を切らないと許さない」と、娘に厳しく言われ、やったことがない「ファスティング」をやることになった。
「ファスティング」(fasting)は、直訳すると「断食」になる。ただ完全な断食ではなく、果物や野菜のジュースは採っていい。それで、栄養補給をして、半断食を続ける。 そうすると、胃腸などの消化器官を休ませることができ、デトックスもできる。体内がきれいになって、ダイエットにもなるというのだ。 娘から1冊の本「Juice Fasting」を渡された。これは古典的なファスティングのテキスト本で、これに沿って、いまファスティング2日目に入った。 空腹で耐えられなくなるかもと思ったが、いまのところ、そんなことはない。空腹でいるほうが、なぜか爽快感がある。ただ、明日はどうなるか。 |
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