2012年03月20日■『円が消滅する日』(日本文芸社新書)を刊行 |
昨年の秋に出した『資産フライト』(文春新書)の背景にある大問題、日本の財政破綻について、突っ込んで描いた『円が消滅する日』が、3月20日に日本文芸社の新書より発売された。 私はすでに日本が引き返しが不可能になる点「ポイント・オブ・ノーリターン」point of no returnを越えてしまっていると判断しているので、国家破産があるのか?ないのか?という議論は虚しいだけだと思っている。また、現在行われている増税論議もまったく意味がないと考えている。 やるべきなのは、企業でいえば「破産処理」だけ。それをできる限り早く行えば、ダメージは少なく、日本が復活するチャンスはある。しかし、このまま増税や中途半端な経費削減を続けていけば、日本は緩慢に衰退していき、やがて悲劇的な破綻を迎える。 その日を「運命の日」The Doomsday:ドゥームズデイとした。しかし、それがいつになるのかはわからない。明日かもしれないし、数年先かもしれない。
Amazon.co.jp: 円が消滅する日 (日文新書): 山田 順 |