[074] ハドカバーはついに叩き売り状態に!電子書籍の影響か? 印刷
2011年 1月 06日(木曜日) 01:24

2011年の新年はオーストラリアのケアンズで迎えた。クイーンズランド州では、年末から異常気象に見舞われ、記録的な大雨による洪水の被害が続出。ニュースも連日このことばかりで、最悪の新年だった。幸いケアンズは被害は少なかったが、なにしろ元旦も2日もスコール続き。仕方がないので、ケアンズ一のショッピングモール「Cairns Central」内にある書店「QBDThe Books」にぶらりと行ってみた。

 行ってみて驚いた。クリアランスセールと銘打って、ハードカバーが叩き売り状態になっていた。欧米圏は本の値段が高い。とくにハードカバーは30ドル近くする。それが3冊で15ドル。これは、かなりの買い得だった。電子書籍だとハードもソフトもないので10ドル以下だが、それより安いのだ。新刊のハードカバーも値引き販売されていたから、やはり電子書籍化の影響で、ハードカバーが売れなくなってきたのではないだろうか?結局、今後さらに電子書籍化が進めば、ハードカバーは姿を消してしまうかもしれない。ちなみに「QBD」は大型書店チェーンでオースラリア中に24店舗ある。