G1予想[093] 第64回有馬記念(2012年12月23日) 印刷
2012年 12月 18日(火曜日) 23:45

どこまで行っても、スカイディグニティとオーシャンブルー

この1点勝負!

 

  とうとう有馬記念になった。ただし、今年は、有馬当日、日本にいない。家族でハワイだ。家内がガンの手術をしてから、「元気になったらハワイにまた行きたい」と言っていたのが、やっと実現する。

  とはいえ、有馬記念は、やはり買いたい。で、出走馬を見ると、現在のところ、以下の16頭だ。

  アーネストリー、エイシンフラッシュ、オウケンブルースリ、オーシャンブルー、ゴールドシップ、スカイディグニティ、ダイワファルコン、ダークシャドウ、トゥザグローリー、トレイルブレイザー、ナカヤマナイト、ネヴァブション、ビートブラック、ルルーシュ、ルーラーシップ、ローズキングダム。

    

  ところで、有馬記念といえば、夢を買うことになっている。そこで、この出走メンバーを見ながら、どんな夢があるのか、まず、考えてみた。

 

  《まず、夢に色をつけてみましょう? みなさんの夢はどんな色ですか?》

  ・夢というとフツーはバラ色。となると「ローズキングダム」。

  ・いや、そんな甘い夢より、カネだというなら、ずばり「金」「金色」の「ゴールドシップ」。

  ・カネより名誉、栄光だろうというなら、「トゥザグローリー」。

  ・夢なんて一瞬の閃光にすぎないというなら、「エイシンフラッシュ」。

  ・王様(支配者)になるのが夢というなら、「ルーラーシップ」

  ・アンチヒーローになりたい。アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュのように、母の復讐と妹の未来のためなら、いかなる手段を使っても帝国に反逆するというなら、当然「ルルーシュ」。

  ・なんかはっきりしない。グレーな感じなら、「ダークシャドウ」。

  ・夢なんてない。あるのは絶望のみというなら、真っ暗闇から「ナカヤマナイト」と、ずばり「ビートブラック」

 

  という具合だが、では、お前の夢はなんなんだ?と、当然聞かれるだろう。

  で、私の現在の夢はというと、色でいえば「ブルー」だ。というのは、前記したように、この年末年始はハワイにいる。ハワイに行ったらまずするのは、娘が小さいとき、家族でそうしていたように、カピオラニビーチでボディボードをやって1日中、南国の太陽の下で過ごすこと。

  ビーチから見えるのは、青い空と青い海。どこまで行っても、青い空と青い海。本当に、どこまで行っても、青い空と青い海。

   というわけで、ハワイから買う有馬記念は、「スカイディグニティ」(スカイ=空)と「オーシャンブルー」しかない。この馬連1点勝負だ。あと、押さえで、オーシャンブルーから馬連総流し。

  「馬券は当たらないと思うものを買う」「負けても反省しない」を実行している私にとって、この買い方はいちばん自然な買い方だ。 まさか、来るわけがないはずだから。

  しかし、来たら? そのときは、マイタイを飲んで、ふんぞりかえって、こう言うしかない。

 「やっぱり、ハワイは天国だ!」

                                ■

   今年の前半期は、女優の森朝子さんに誘われて、キンキンTVの「スマート競馬」という番組で、ここに書いてきたのと同じような予想を披露した。その成績は、ほぼ全滅。当たったのジャパンカップぐらいだろうか? この番組は、いま「ニコ動」にもアップされている。

   そのキンキンTVの「スマート競馬」に、今年最後の出演ということで、先週の土曜日、朝日杯FS予想の収録に行き、打ち上げにも参加した。そのとき、「今年1年を振り返って、よかったこと、悪かったこと」を収録した。これは、有馬記念後の番組で流すということだが、以下、そのポイントを書き残しておきたい。

  《2012年よかったこと》

  個人的には、家内のガンの手術後の経過がよく、一安心できたこと。仕事では、目標通り、本を3冊上梓できたこと。

  競馬では、馬券人生ウン十年で、一度もプラスになったことがないのに、まだやり続けられていること。競馬は当てるのでなく、いかに長く続けるかだ。 

 あと、ジェンティルドンナには感謝。あなたは日本の宝だ。やはり、日本は女性の時代。バカ男、バカジジイは、早く退場してほしい。

《2012年悪かったこと》

メディアで仕事をしているので、紙媒体の不況がますます深刻化したことが、本当に憂鬱。ダークシャドウなんて言っていられない。おまけに日本全体も大不況。うちの一家も忙しいだけで、余裕なし。

競馬では、史上最強牝馬ジェンティルドンナが出現したこと。これが、希望の光、日本の宝だ。なのに、日本のG3以下の斜陽欧州の凱旋門賞という世界最低のG1レースに、オルフェーヴルとともに挑戦するという。もう、いい加減、目を覚ましてほしい。