G1予想[006]第69回皐月賞(2009年4月19日) |
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4月13日(月)記 アントニオバローズ(角田)ミッキーペトラ(田中勝)の1点勝負 ◎アントニオバローズ ○ミッキーペトラ
桜花賞が終わった。ブエナビスタが、大外を楽々と差しきり、すべてが平穏無事に終わった。ゴール前、先に抜け出したのがレッドディザイアだったから、もしブエナが届かなかったら、私は的中していた。 この欄の予想通り、レッドディザイアの単勝を勝っていたからだ。
「絶対来ないと思う馬券を買って当たってしまう」 そんなことは、やっぱりないほうがいい。しかし、私は久しぶりに、「えっ!」と叫びそうになった。
さて、皐月賞だが、ここもロジユニヴァースで鉄板だ。それで、「ロジユニヴァースで固いが、2、3着には人気薄馬が激走する」と考えて馬券を買うのが、一般競馬ピープルだろう。 でも、私はハナからロジユニヴァースを買わないのだから、予想は楽だ。
皐月賞で思い出すのは、やはり、シンボリルドルフだ。この年、私は、いままでの人生でもっとも多くのおカネを馬券につぎ込んだと思う。しかも、そのほとんどを鉄板本命馬につぎ込んだ。そして、「競馬に絶対はある。なんで絶対勝つとわかっているのに、買わないの?」と、豪語していた。
1984年の皐月賞は、はシンボリルドルフとビゼンニシキの2強以外、なーんにもなかった。当時は、枠による連複が中心だったから、どちらも単枠指定となって、結果もその通りになった。シンボリルドルフは、ビゼンニシキを1馬身1/4抑えてレースレコードで一冠を達成した。
もちろん、単勝を買っていた。150円ついたが、10万円持っていたので、5万円をゲット。 「銀行に預けたって15万円になるのに何年かかる。それがたった2分で15万だよ」と、穴馬を探して撃沈した友人に得意になって言ったのだから、私は若いというより、単なるバカだった。
この後、ダービーでもシンボリルドルフの単勝を50万円買った。一介のサラリーマンが1レースにつぎ込む額ではないが、私は「絶対なんだから」と、平気だった。 しかし、レースが始まり、スズマッハが大逃げを打つと、心臓がドキドキし出した。しかも、シンボリルドルフは向こう正面で岡部のゴーサインに反応しない。4コーナーでも後方にいる。 このときは、手に汗握るという言葉があるが、本当に手から汗がにじみ出た。ルドルフは直線猛然と追い込み、ゴール100メートルほど手前で、先を行くスズマッハ、フジノフウウン、スズパレードを捉えた。
すでに、あれから25年もたったが、あのときのダービーのゴールはいまでも脳裏に焼き付いている。
ロジユニヴァースが抜けた人気になり、それに次ぐのが、リーチザクラウン、アンライバルドの2頭。その後が、セイウンワンダー、フィフスペトルといったところか。
さて、今回、私が買うのは、アントニオバローズ(角田)ミッキーペトラ(田中勝)の1点だけ。角田=田中勝の組み合わせは、昔から黙って買ってきた。1994年の安田記念、このコンビは万馬券で1、2着となった。 ノースフライトにトーワダーリン。ゴール後、2人が馬上から握手した光景は忘れられない。
ただ、この2頭、本当に出走するのだろうか? まだ1週間前だけに、なんとも言えないが。
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