G1予想[103]第63回安田記念(2013年6月2日) 印刷
2013年 5月 31日(金曜日) 23:50

ダークシャドウとカレンブラックヒルが本線

 

  橋下徹氏の「慰安婦」発言を、約2週間にわたって追いかけてきたが、どうやら、昨日の大阪市長問責決議の否決で幕引きになりそうだ。結局、自爆したってことなのだろうか。本当に、残念である。橋下氏には、自説を曲げず、ずっと発言を続けてほしかった。

  と思っていたら、今度は、ドワンゴ会長の川上量生氏の「日本では最下層の人間が全部ネットにぶら下がってる」発言があった。ただ、これもネットピープルを刺激しただけで終わりそうだ。彼は昨年11月にも「ネットは屑ばっかりだな」とツイッターで発言し、ネットピープルの憎悪を買った。

  橋下発言も川上発言も、おおむね事実である。ただ言ってはいけない事実である。

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  ところで、先週のダービーで、武豊の時代はもう終わった、日本に「キズナ」が必要だったのは2年前の震災時でいまではない”とブログで切り捨てたら、なんと勝ってしまった。

  本当、世の中、先が読めなくなった。(自分だけか?)

  ただ、株価に関しては予想が当たった。というより、アベノミクスはバブルなのだから、当然、どこかで崩れる。そのときが、先週やってきた。なんと1000円以上の暴落だ。

  しかし、これを大方のエコノミストは「調整局面」と言った。しかし、ヘッジファンドはすでに日本株の手仕舞いに入ったのだから、「終わりの始まり」だ。そうブログに書いたら、昨日はまた700円という暴落になった。

  このまま下がり続ければ、じきにみんな気づくだろう。日本経済は、アベノミクスのような金融・財政政策だけでは復活しないと。

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  安田記念は、こうしたムードのなかで行われる。今年のメンバーは豪華だ。G1のタイトルホルダーがそろった。そこで注目は、スプリントG1の王者ロードカナロアがマイルで通用するかどうかだろう。

 こうなると、過去データや血統データで、ああでもない、こうでもないと悩むファンがいる。さっき、ネットを見たが、川上氏言うところの「屑人間」たちが、案の定、そういうことを書きこんでいた。

  過去データも血統データも無視が、正しい競馬予想のあり方だ。いまや株を買っているのは人間ではない。コンピュータだ。コンピュータのアルゴリズム取引で、株は1000分の1秒単位で売買されている。競馬も同じだ。先週判決が出た「馬券脱税裁判」を見ればわかるように、馬券を買ったのは被告人ではない。コンピュータソフトだ。

  そんな時代に、私たちのような「屑人間」が、自分のアタマを使って馬券を買ってどうするのか? その結果は明らかだろう。

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  よって、馬券は、コンピュータができない方法で買わなければならない。つまり、すべてのデータを無視することだ。というわけで、安田記念は、ダークシャドウとカレンブラックヒルの馬連が本線となる。これにナカヤマナイトを押さえてみる。その理由はあってないようなものだが、まあ、いまの世の中が「暗い」からだ。

  暗い=「ダーク」から、やがて真っ暗になるとして「ブラック」と「ナイト」を押さえる。こういうことです。

  明るくなると思う方は、たとえば、グロリアスデイズ、スマイルジャックなんかはどうだろうか?