G1予想[007]第139回天皇賞(2009年5月3日)—その1 印刷
4月20日(月)記

どうしたロジ(皐月賞)? 天皇賞はホクトスルタンの逃げ切り


 この記事は、まだ、予想ではない。まだ、本番まで2週間もあり、それに昨日、皐月賞が終わったばかりだ。
 それにしても、なぜ、ロジユニヴァースは惨敗したのだろうか? いくら当たらないように予想しているとはいえ、このような大本名馬が破れると、納得できない思いが消えない。ハイペースかもしれないが、好位置につけて展開的にはなんの不利もない。それが、4角手前の勝負どころで、すでに馬なりで上がっていけない状態になっていた。

 ロジユニヴァースもそうだが、リーチザクラウンも馬群に沈み、こちらも2ケタ着順の惨敗。レース前から「3強」と言われたのに、どうなっているのだろうか?
 私は、今年は本当に3強時代だと考えていた。かつてそうだったように、今年は3強ダービーの年だと思っていた。1968年のマーチス、アサカオー、タケシバオー、1972年のロングエース、ランドプリンス、タイテエムのように、3頭がクラシックでしのぎを削るのを見たかった。

 ともかく、皐月賞の結果だけを見れば、アンライバルドの1強と言うしかない。馬名通り、まさに「ライバルはいない」。

 さて、第139回天皇賞(春)の第1回特別登録30頭をまず、以下に並べてみる。

アサクサキングス(牡5、栗東・大久保龍志)
アドマイヤスバル(牡6、栗東・中尾秀正)
アルナスライン(牡5、栗東・松元茂樹)
アーネストリー(牡4、栗東・佐々木晶三)
エリモエクスパイア(牡6、栗東・大久保龍志)
コスモバルク(牡8、北海道・田部和則)
ゴールデンメイン(セン9、栗東・新川恵)
サンライズマックス(牡5、栗東・増本豊)
ジャガーメイル(牡5、美浦・堀宣行)
シルクフェイマス(牡10、栗東・鮫島一歩)
スクリーンヒーロー(牡5、美浦・鹿戸雄一)
ゼンノグッドウッド(牡6、栗東・浅見秀一)
ダイワワイルドボア(牡4、美浦・上原博之)
テイエムプリキュア(牝6、栗東・五十嵐忠男)
デルタブルース(牡8、栗東・角居勝彦)
トウカイトリック(牡7、栗東・野中賢二)
ドリームジャーニー(牡5、栗東・池江泰寿)
ナムラクレセント(牡4、栗東・福島信晴)
ニホンピロレガーロ(牡6、栗東・服部利之)
ネヴァブション(牡6、美浦・伊藤正徳)
ヒカルカザブエ(牡4、栗東・岡田稲男)
ブイチャレンジ(牡4、美浦・水野貴広)
フォーリクラッセ(牡6、栗東・安田隆行)
ベンチャーナイン(牡4、美浦・小桧山悟)
ホクトスルタン(牡5、栗東・庄野靖志)
ポップロック(牡8、栗東・角居勝彦)
マイネルキッツ(牡6、美浦・国枝栄)
マキハタサイボーグ(セン7、栗東・新川恵)
マンハッタンスカイ(牡5、栗東・浅見秀一)
モンテクリスエス(牡4、栗東・松田国英)

 このメンバーだと、なにが人気になるのだろうか?
京都記念、阪神大賞典とG2連勝中のアサクサキングス、休み明けで破れたとはいえJC馬スクリーンヒーロー、日経賞を勝ったアルナスライン、大阪杯を勝ったドリームジャーニーといったところか?

 とりあえず、私はなにを買うかというと、ホクトスルタン。この予想を始めてから、毎回、当たらないように買ってきたが、そろそろ当てたいという邪気が心に芽生え始めた。その邪気が、この馬を指名させる。前回10着という着順もいい。おそらく、この馬が逃げ切るだろう。