G1予想[107]毎日王冠&京都大賞典+凱旋門賞(2013年10月6日) 印刷
2013年 10月 07日(月曜日) 04:30

毎日王冠、京都大賞典(2013106日)予想

  山田です。毎日王冠も京都大賞典も荒れないでしょう。実力馬が必ず勝ちます。で、日王冠は、コディノとショウナンマイティの1点。京都大賞典はゴールドシップとトーセンラーの1点。これで間違いないでしょう。みなさん、どうか買ってください。 

 ボクですか?当然、この馬券は買いません。先週のスプリンターズS、ロードカナロアとハクサンムーンの1点で当てたので、2週連続、1点で当たる、しかも1番人気で当たるなんてことをしたら、競馬をやる(馬券を買う)資格を失ってしまいます。

 というわけで、毎日王冠は、最年長馬レッドスパーダから馬連総流し。京都大賞典も最年長馬ヒビケジンダイコから馬連総流し。その理由は、この2頭が、単に最年長馬7歳馬というだけ。これで来たら、卒倒でしょうね。

 

毎日王冠、京都大賞典、凱旋門賞(仏G1)の回顧

 まず、京都大賞典。来るわけがいない馬は本当に来なかった。ヒビケジンダイコはブービーのトレイルブレイザーから10馬身も離されたビリ。まあ、予想通りでひと安心です。一方の毎日王冠は、レッドスパーダが予想外の4着。かすりもしないことを願って買ったので、一瞬ひやりでした。

 やはり、年長者を敬って馬券を買う。そんなんで当たってはいけないのです。しかし、そのうち、当たることもあるかもしれません。実際、過去に何度もあった。

 よって、反省などしないのですが、言いたいことはあります。

 

 今週は、2回、悲鳴を聞く結果になりましたね。1回目は、京都大賞典でゴールドシップの大負け(約2馬身)。2回目は、凱旋門賞でオルフェーヴルの大負け(約5馬身)。どちらも、本当に大負け、完敗です。これで事前予想なんて、まったくあてにならないことがよくわかったと思います。この2つのレースで、悲鳴をあげた人間は、ギャンブルは止めたほうがいいと思います。

 単なるファンに徹して、馬券は買わないことをおすすめします。もし、それでも買いたいなら、みんなの競馬的予想はしないことです。するだけ時間の無駄です。

 

 しかし、凱旋門賞でオルフェが負けたからといって、泣きますか? フランスからの中継に芸人をつかって、負けたらレポートもできない醜態を見せて、バカバカしくないですか?

 池江調教師のほうが「力は出し切ったと思います。凱旋門賞はやはり重い扉でした。ヨーロッパの層の厚さをまざまざと見せられた感じです。また、強い馬を育てて勝つまで挑戦したい」と言ったように、よほど冷静でした。このコメントの重要な点は「ヨーロッパの層の厚さ」と言った点にあります。世界ではありません。それなのに、バカ芸人、およびタレント、メディアまで「世界はすごい。世界の壁は厚い」なんて言うのですから、やってられません。

 

 凱旋門賞はこれで3年連続、軽量牝馬が勝ったわけです。2011デインドリーム、2012ソレミア、2013トレヴ。ちなみに、トレヴはオルフェより5kg軽い。つまり、世界最強馬決定戦ではないのです。こんなレースに、日本本最強馬を送り込んでも意味がありません。本気で日本調教馬に勝ってもらいたいなら、たとえばダイワスカーレットのような牝馬を3歳の時点で送り込むべきです。

 しかし、カタール人はしっかりしている。トレヴが古馬初対戦だったヴェルメイユ賞を勝って4連勝した時点で、カタール人富豪のJoaan Bin Hamad Al Thani 氏がしっかり購入しているわけですから。

 このレースで、ボクがほかに注目していたのは、南米最強馬ブラジルのゴーイングサムウェア。やはり、見せ場もなく9着だったので、欧州の洋芝では、他地域の芝に慣れた馬は不利なのです。この目に見えないハンデがある限り、凱旋門賞は欧州馬場での最強馬決定戦であり、そこで勝っても日本で種牡馬にするなら、意味なしでしょう。もっとも、勝ってアラブ人に高く売りつけるのなら、今後も挑戦する意味はありますが。

 

 というわけで、来週からは競馬で悲鳴を上げ、なおかつ泣いたりしないようにしてください。悲鳴を上げたり、泣いたりするのは、「まさか勝つなんて」と、ありえないことが起こって、その馬券を握っているときだけにしてください。

 ほぼ全員が買っている馬が負けて、ほぼ全員がお通夜になるなんて、異常です。他のスポーツ競技なら別ですが、これは競馬。ギャンブルですよ。

 優勝劣敗とういスポーツをやっているのは、馬券を買えない騎手、調教師などと、馬主です。彼らは馬券から利益を得ているわけではありません。だから、勝つために努力しているのです。

 しかし、私たちは馬券を当てないと、生活に響くのです。それなのに、負ける人気馬、実力が断然だと思われている馬を買ってしまう。どうか、この哀しい習性を早急に改めてください。お願いします。