G1予想[109]第74回菊花賞(2013年10月20日) 印刷
2013年 10月 17日(木曜日) 02:18

馬連2-13、およびフルーキーから総流し

 

  木村拓哉主演の連続ドラマ『安堂ロイド』(TBS系、13日にスタート)の初回の平均視聴率が関東地区で19.2%、関西地区で16.9%(ビデオリサーチ調べ/以下同)というので、本気で驚いた。大ヒットした『半沢直樹』の後番組として大丈夫か?というムードの中、19.2%(関東)は及第点という評価のようだが、私としては「まさかの19.2%」である。

 なにしろ、大宣伝がやたらとウザかったうえ、このタイトルのアホさ加減に、日曜の夜に、こんなドラマにつき合えないと思っていたからだ。

 菊花賞が行なわれる今週の日曜日の夜、はたして第2回目がどんな視聴率になるのか?興味津々である。

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 ところで、キムタクの役は、タイトルどおりアンドロイド。番宣コピーにあるように、《2113年からやってきたアンドロイド「ARX- 13」アールエックスセカンドサーティーン》である。

 となると、菊花賞はセカンドサーティーン=2-13の馬連1点勝負で決まりだろう。

 こんな簡単な菊花賞は、最近ではありえない。

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 菊花賞は、3冠最終レース、距離3000メートルとあって、もっとも悩むレースである。春のクラシック実績馬を取るか、夏の上がり馬を取るか? また、長距離適正はどうか? など、考え出したらキリがない。それが、こんな簡単でいいのか?

 本来なら(昔の自分なら)、今年の菊花賞も、大いに悩まなければならない。

 皐月賞馬ロゴタイプは疲労のため、ダービー馬キズナは凱旋門賞4着直後で参戦していない。そのため、押し出されるかたちで、皐月賞、ダービーともに2着のエピファネイアが主役になっている。しかし、このエピファネイアには、距離の不安、折り合いの不安がある。そこで、皐月賞、ダービー勝ち馬不在の年は“春のクラシック不出走馬”が最近3回連続でVというデータが持ち出され、夏の上がり馬サトノノブレスなども人気を集めている。さあ、どうする?となるからだ。

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 しかし、はっきり書くが、長年競馬をやってくると、こういう話題は、記者たちがこれまでどおりの慣習のなかで、「まあ、こんな話題でいいだろう」と書いているだけで、馬券にはなんの参考にもならないのがわかってしまう。もう、スポーツ紙の競馬欄のどんな記事を見ても、こういうふうにしか思えなくなったのだから、ある意味で哀しい。

 さて、これまでの経験から言うと、馬券にとってもっとも参考になるのは、馬の成績、レースの傾向など、競馬そのものとは関係ない話題のほうである。

  そこで、今回、この関係ない話題を探すと、たまたまフルーキーがエピファネイアと同厩舎同生産牧場馬だということがわかった。しかも、馬名の意味は「まぐれ当たり」である。これは買ってみるべきではないだろうか?

 というわけで、馬連2-13に加え、フルーキーから馬連総流しもやってみる。