G1予想[112]第30回マイルチャンピオンシップ(2013年11月17日) 印刷
2013年 11月 15日(金曜日) 04:40

前走2桁着順馬4頭の組み合わせ

 

 下馬評では大混戦だ。有力馬として、ダノンシャーク、クラレント、トーセンラー、コパノリチャード、ダイワマッジョーレ、グランプリボスなどがあがっているが、どれが勝っても多分「ふーん」と言った感じになりそうで、なにかぐぐっと来るものがない。

 それより、来週のジャパンカップがひどいことになっている。なんと、外国馬はたった3頭、それも2戦級しか来ない。もはや、これでは「国際G1」とは言えない。さんざん、凱旋門賞をローカルG1と馬鹿にしてきたが、そんなこと言っていられなくなった。

 日本は、競馬もガラパゴス化してしまったようだ。

 

 この状況を改善する方法はいくつかある。思い切って時期をずらしてしまう、G1競走を連発してカーニバル開催にする、海外の馬主優遇策を打ち出す、外国産馬の関税を撤廃する、賞金を奮発して世界最高賞金レースにするなどだ。

 ただし、海外の馬主が招待されても日本に馬を連れてこないのは、競馬だけのせいではない。彼ら富裕層は、競馬だけのために日本に来ない。ほかの楽しみとセットになってなければ、わざわざ極東まで来ない。

 つまり、東京はそれだけ魅力のない街になってしまったわけだ。

 

 プライベートジェット専用の空港がない。魅力的なハイエンドホテルがない。カジノがない。近郊に魅力的なリゾートがない。この時期、日本では国際的なイベントがほかにない。これなら、ロンドン、パリ、ニューヨーク、カリブ海リゾート、ドバイ、アブダビ、シンガポールなどにいたほうが、よっぽどましだと、彼らは思っているはずだからだ。

 さらに言えば、東京に優良な投資物件があれば、彼らは来るかもしれない。

 

 というわけで、いまや日本は完全な衰退国家になってしまった。そんな衰退国家の古都・京都で行なわれる、大混戦G1。こういうときは、いつもどおり、もっとも単純な買い方をする。

 カレンブラックヒル、サクラゴスペル、サンレイレーザー、ダノンヨーヨーの4頭の組み合わせ馬連6点で勝負。なぜか? 前走2桁着順馬はこの4頭しかいないからだ。もし、1点ならカレンブラックヒルとサンレイレーザーだ。どちらも、前走14着と惨敗している。