G1予想[115]第65回阪神ジュベナイルフィリーズ(2013年12月8日) 印刷
2013年 12月 06日(金曜日) 14:01

JCダート回顧》

 

 以下、キンキンTVへのコメントです。

 

  やはり、ホッコータルマエは勝てませんでしたね。予想通りです。今回は当たらなくていいのです。当たらない馬券を買うことのほうが、当たる馬券(そんなもん、初めからわかるわけなし)を買うことより意義があるのです。何十年もやってくると、当たらないことでホッとし、感謝の気持ちさえ湧いてくるから、不思議です。

 たまには、夜空でも見上げてください。アイソン彗星は消えましたが、冬の星座オリオン座は凍てつく空に輝いています。馬鹿丸出しの5000万円領収書があんなちゃちいんですから、外れ馬券のほうがよっぽど美しいですよ。

 そういえば、日刊の山田準記者は、またやりました。競馬面の一面で、なんとエスポワールシチー本命。「引退戦、ラストランを飾る」というご祝儀予想を書いて、撃沈です。彼は、馬券をいかに外すか? その美学を知りません。

 ところで、有馬記念は「池江記念」になってしまうのでしょうか? 金鯱賞2着のラブリーデイ、4着のトゥザグローリー、10着のオーシャンブルーを出すと池江師は言ったそうです。とすると、オルフェーヴル、トーセンジョーダン、ダノンバラードにこの3頭を加えて計6頭。見ていられません。池江外しをするかないでしょう。オルフェーヴルが来ない有馬記念。なんか、いまから気持ちが落ち着きません。では、また。

 

《阪神ジュベナイルフィリーズ予想》

 

「秘密情報保護法」成立記念
ハープスターから馬体重が軽い順に5頭に流す

 

 今年の2歳女王決定戦は、例年とまったく違う。牡・牝混合の2歳重賞のうち、函館2歳S、新潟2歳S、札幌2歳S、小倉2歳S、デイリー杯2歳Sを勝った馬は、すべて牝馬なのだ。こんなことは、これまで1度もない。よって、ここは牝馬限定であっても、事実上の2歳最強馬決定戦だ。

 主役を担うのは、新潟2歳Sを異次元の末脚で制したハープスター。新潟2歳Sのレベルは高く、その後、2着のイスラボニータが東スポ杯2歳Sを、5着のマーブルカテドラルがアルテミスSを勝っている。これに続くのが、重賞2勝を含む33勝のホウライアキコ。さらに、マーブルカテドラル、レッドリヴェールなどの重賞勝ち馬も有力だ。

 

 と、スポーツ紙に書いてあるような「当たり前」のことを書いてきたが、その同じ紙面に、今日は「秘密保護法案、今日にも強行成立」という大きな見出しが載っている。スポーツ紙でも大きく取り上げるほど、これは重大ニュースといことなのだろう。

 ともかく「民主主義の危機」と大騒ぎだ。多くの識者が「理解し難い」とコメントしている。

 で、私の考えを述べると、この社会ではどんな情報であろうと情報は公開されなければならない。そうでないと、民主主義はもとより、市場も成立しない。ギャンブルにおいてもそうである。

 市場では、常に情報がオープンにされていなければ、売買は成立しない。「情報の非対称」(ギャップ)があると、情報を持っているほうが一方的にトクするだけだからだ。これは、競馬においても同じだ。馬券を買うプレーヤーが、みな同じ情報の下に参加できなければ、馬券など誰も買わなくなる。

 一部の誰かが秘密情報を持っていて、それで勝ち馬がわかるとしたら、その情報が得られないプレーヤーはカモになるだけだ。

 

 現在のところ、馬券市場には「情報の非対称」はない。日本では競馬メディアが発達しているから、馬とそれにかかわる人間の情報は、ほとんどが公開されている。だから、プレ―ヤーは安心して馬券を買っている。

 一部に「極秘情報」をうたって、予想料を巻き上げる会社があるが、この世界に極秘情報はない。もし、あるなら、それを入手した人間は絶対に他人に教えない。

 というか、競馬において「極秘情報」なんてものは、初めからありえない。なぜなら、それが勝ち馬を教える情報だとしたら、そのレースは八百長が成立しているからだ。誰も未来はわからず、誰も勝ち馬がわかないから、競馬というギャンブルは成立している。

 というわけで、勝ち馬検討には、じつは情報などいらないのだ。 少なくとも、競馬の世界には「秘密保護法案」は必要ない。

 

 それなのに、今回もまたスポーツ紙をくまなく読んでしまった。なんと、「事前発表馬体重」までチェックしてしまったのだから、情けない。

 日本では、こんなことまで発表されるのだ。欧米の競馬では、馬体重が発表される例は少ない。まして、レース当日ではなく、事前に計った体重だ。このプラスマイナスで「太めですね」なんて解説が行われているのだから、日本は本当にすごい国だ。

 

 <馬名・馬体重・計量日・計量場所・前走馬体重>

 エクスペリエンス  387 12/4 美浦 386

 グランシェリー   496 12/5 栗東 492

 クリスマス     428 12/4 栗東 440

 スイートガーデン  486 12/5 美浦 494

 ダイヤモンドハイ  432 12/5 栗東 436

 トーセンシルエット 448 12/5 美浦 444

 ニホンピロアンバー 446 12/4 栗東 438

 ハープスター    486 12/5 栗東 474

 フォーエバーモア  460 12/4 美浦 458

 ホウライアキコ   448 12/5 栗東 444

 マーブルカテドラル 440 12/4 美浦 438

 マイネグラティア  428 12/4 美浦 420

 マジックタイム   457 12/5 美浦 458

 メイショウアサツユ 482 12/5 栗東 484

 モズハツコイ    456 12/4 栗東 454

 ヤマニンアリエッタ 496 12/5 栗東 494

 レーヴデトワール  456 12/5 栗東 456

 レッドリヴェール  416 12/5 栗東 426

 

 というわけで、やっと予想に入るが、やはりハープスターはすごい馬なんだろうとして、相手だけを決める。事前馬体重を見ると、486キロと前回より12キロ重いが、こんなことはどうでもいい。たぶん、すごさを見せつけて勝つだろう。

 そこで相手だが、当然、たった1頭の300キロ台の馬、エクスペリエンスが筆頭になる。つまり、馬体重が軽い順にハープスターから馬単で5頭に流してみる。というわけで、相手は以下の5頭だ。

  エクスペリエンス  387 

  レッドリヴェール  416 

  マイネグラティア  428 

  クリスマス     428

  ダイヤモンドハイ  432 

  

   牝馬はやはりスタイルがよくて、スリムなほうがいいですよね